明日の記憶

明日の記憶(2005/日本)
評価(お奨め度)★★★★
監督: 堤幸彦
製作: 坂上順/川村龍夫
プロデューサー: 野村敏哉/中沢晋
エグゼクティブプロデューサー: 渡辺謙
企画: 中曽根千治
原作: 荻原浩『明日の記憶』(光文社刊)
脚本: 砂本量/三浦有為子
撮影: 唐沢悟
美術: 及川一
編集: 伊藤伸行
音楽: 大島ミチル
照明: 木村匡博
録音: 田中靖志
監督補: 丸毛典子
出演: 渡辺謙/樋口可南子 佐伯枝実子/坂口憲二/吹石一恵/水川あさみ/袴田吉彦/市川勇/松村邦洋/MCU/遠藤憲一/木野花/木梨憲武/及川光博/渡辺えり子/香川照之/大滝秀治/田辺誠一

ハリウッド作品にも次々に出演し今や世界の渡辺謙は、今作でも2006年日本アカデミー賞とブルーリボン賞の主演男優賞を獲得し名実共に大物俳優ぶりを見せている。そんな渡辺謙が演じるのが50歳にして若年性アルツハイマーに襲われ、働き盛りのサラリーマンとして苦悩、その境遇に立ち向かい受け入れていく佐伯雅行を演じる。物忘れや記憶低下は感じざるを得ない私にとっては身につまされる、まさに自らにも起こり得る恐怖として観てしまう。
認知出来ない寂しさ、恐怖を『トリック 劇場版』『トリック 劇場版2』の堤幸彦監督が、献身的に夫の世話をする枝実子(樋口可南子)により絶望しかない状況においても、何かしら前向きに頑張る姿で描いている。治療薬のない病気を担当する医師(及川光博)の辛さ。それでも切なくも良心的に生きること、自分一人では困難に立ち向かうことが出来なくても、助けられることの出来ることを感じさせる。離婚や伴侶の殺人が多く伝えられる世の中で、結婚の意味、素晴らしさや可能性を示した映画。

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