センター・オブ・ジ・アース

センター・オブ・ジ・アース(2008/アメリカ)
JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: エリック・ブレヴィグ
製作: シャーロット・ハギンズ/ボー・フリン
製作総指揮: トビー・エメリッヒ/ブレンダン・フレイザー/マーク・マクネア/トリップ・ヴィンソン
原作: ジュール・ヴェルヌ『地底旅行』
脚本: マイケル・ウェイス/ジェニファー・フラケット/マーク・レヴィン
撮影: チャック・シューマン
プロダクションデザイン: デヴィッド・サンドファー
衣装デザイン: マリオ・ダヴィニョン
編集: ポール・マーティン・スミス/ダーク・ウェスターヴェルト/スティーヴン・ローゼンブラム
音楽: アンドリュー・ロッキングトン
SFX/VFXスーパーバイザー: クリストファー・タウンゼント
出演: ブレンダン・フレイザー/ジョシュ・ハッチャーソン/アニタ・ブリエム/セス・マイヤーズ/ジャン・ミシェル・パレ/ジェーン・ウィーラー/フランク・フォンテイン/ジャンカルロ・カルタビアーノ

『海底二万哩』『80デイズ』等数多くの映画化作品のある原作者ジュール・ヴェルヌ。独創的な世界へトリップ出来る彼のSF小説は映画化に向いていると言えよう。本作は小説『地底旅行』の世界を描いた『地底探検』の再映画化。『D.N.A.』『宇宙戦争』の原作者H.G.ウェルズに比べると科学的な辻褄が少なくファンタジー的であると言ってよく、リアリティを求めるよりもワンダーランドへ旅立つようなタッチにすべきものだと思う。その点ではジュール・ヴェルヌが経験した世界を主人公である地質構造学者トレバー・アンダーソン(B.フレイザー)の兄マックス(J.ミシェル・パレ)がまず経験し、10年後さらにトレバーがマックスの息子ショーン(ハッチャーソン)と共に同じ世界を経験して戻ってくるという展開に現実感を出してしまったことに無理があった。如何に本作のヒロイン、彼らに同行する山岳ガイドのハンナ(A.ブリエム)が優秀であったとしても、地球の中心に行って地上に戻るなんて、『ザ・コア』に出てきたような圧力と温度に比例して強度が増すという合金製の地中探査船もないのに生身の体だけで生還という神業は有り得ないだろう。とんでもない窮地にあって、逞しくも色気のあるハンナに唾付けたと言い合う叔父と甥だからこそ奇跡的に助かったのだろう(皮肉?)
一つの方法としては全くのファンタジーとして造り上げる。少し科学的に描くならば、H.G.ウェルズ原作の映画『タイムマシン』のように時空の歪みとするのである。このあたりの辻褄を合わさなければ全体を通しての緊迫感が維持できない。恐竜の頭骨をお椀のようにその中に入り、マグマ通りを暖められた水蒸気で吹き上げられるということをせずに済む。予期せぬ事故とはいえ、せめて生身(山登り軽装)では無くて特殊装備品をいくつか持って行って欲しかった。彼らが持っていて目立って役立った物、強いて言えば発煙筒と蛍光ランプだけだった。
あと一つ。マグマの通り道にあんなにダイヤモンドがゴロゴロしてるんだったら危険だけど手を尽くして採掘したい。少資源国日本は特に。

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