プラダを着た悪魔

プラダを着た悪魔(2006/アメリカ)
THE DEVIL WEARS PRADA
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: デヴィッド・フランケル
製作: ウェンディ・フィネルマン
製作総指揮: ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr/カーラ・ハッケン/カレン・ローゼンフェルト
原作: ローレン・ワイズバーガー『プラダを着た悪魔』(早川書房刊)
脚本: アライン・ブロッシュ・マッケンナ
撮影: フロリアン・バルハウス
プロダクションデザイン: ジェス・ゴンコール
衣装デザイン: パトリシア・フィールド
編集: マーク・リヴォルシー
音楽: セオドア・シャピロ
出演: メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ/エミリー・ブラント/スタンリー・トゥッチ/エイドリアン・グレニアー/トレイシー・トムズ/サイモン・ベイカー/リッチ・ソマー/ダニエル・サンジャタ/レベッカ・メイダー/デヴィッド・マーシャル・グラント/ジェームズ・ノートン/ステファニー・ショスタク/ジゼル・ブンチェン/ハイジ・クラム/ティボー・フェルドマン

M.ストリープが2006年の全米批評家協会賞助演女優賞、ゴールデン・グローブ女優賞(コメディ/ミュージカル)を受賞した映画。奥山篤信「超★映画評」で述べられいたように彼女のグレン・グローズ的な演技に対する評価であったのだろう。彼女が演じるのは全世界から評されるファッション誌ランウェイの編集長ミランダ・プリーストリー。カリスマである一方、鬼のように厳しく下で働く部下たちにとってはまさしく悪魔。白く塗り染めた頭髪で凄む姿は、『101』『102』のG.グローズなのだ。とはいってもこちらはいたぶられキャラではない。次々と辞め、辞めさせられた部下達に示されるよう最後まで鬼の威厳を保ち続けた。主役のアンドレア(A.ハサウェイ)も次から次に仕事を言いつけられ、勤務時間を離れてもミランダの指示に振り回される。彼女はジャーナリストになることが夢で、ファッションに対し特に興味があるわけでなく、ステップアップのための繋ぎとしか考えていなかった。怒られながらもそこそここなしていると考えるのに評価してもらえず、グチる彼女にナイジェル(S.トゥッチ)は「努力なんてしていない。文句言うだけ」ときっぱり言われる。ファッションに対する意識からしてなっていなかったアンドレアは着こなしから取り組み本気でやってみようと決心する。そこからは頑張りが認められ、先輩エミリー(E.ブラント)に気兼ねな程評価が上がる。ついにパリ・コレクション同行の夢が叶う。と、ここまでだと、斜めから見ていた世界でも本気で取り組むことにより真髄が理解出来、その世界で成功を収めるという話だと考える。だが、パリで体験したのはファッション界に渦巻く陰謀や裏取引。経験や実力が正当に評価されるのではないということ。それを行動に移したミランダを目の当たりにし、アンドレアはファッション界から決別する。結構理解のある好青年、コックを目指すネイト(A.グレニアー)はそんなアンドレアを再び優しく受け入れてくれる。パリでは有名エッセイスト・クリスチャン(S.ベイカー)と浮ついた一夜を過ごしたアンドレアだったのに・・。『マイアミ・ラプソディー』のデヴィッド・フランケル監督によるテンポある展開は、プラダだ、ヴェルサーチだといったファッションをよりきびきびとカッコ良く描くことに成功している。だが、いくら悪魔の様な上司ミランダの指令だとしても、まだ、発売前の「ハリー・ポッター」の原稿を手に入れ早く見せてくれだとか、暴風雨で飛ばなくなった飛行機を飛ばしてみせろとか有り得ない要求をさせるのはいかがなものか。その指令をクリアーしても、クリアー出来ずに𠮟咤されても観ている者はドン引きする。

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