ハンサム★スーツ

ハンサム★スーツ(2008/日本)
評価(お奨め度)★★★★★
監督: 英勉
企画・プロデューサー: 山田雅子
ラインプロデューサー: 上原英和
脚本: 鈴木おさむ
撮影: 小宮山充/北川聡
編集: 掛須秀一
音楽: 川口大輔
照明: 保坂温
装飾: 寺尾淳
美術デザイナー: 吉田透
録音: 益子宏明
助監督: 山本英之
出演: 谷原章介/塚地武雅/北川景子/佐田真由美/池内博之/大島美幸/本上まなみ/佐々木希/山本裕典/伊藤明賢/住田隆/ブラザー・トム/温水洋一/中条きよし/伊武雅刀

大木琢郎(塚地武雅)は定食屋“こころ屋”の料理人。定食屋といってもイタリアにも留学経験もあり腕は確か。地元住民からも大人気の人柄で愛すべき男なのだが、女性とは縁がない。そんな琢郎が洋服の青山の店長(中条きよし)の薦めるスーツを着ると光山杏仁(谷原章介)に変身できるのだ。スーツの名はその名も“ハンサムスーツ”。変身グッズを扱ったものといえば、ジム・キャリーの『マスク』やジャッキー・チェンの『タキシード』が浮かぶが、姿を変える根底にはヒロインに憧れる切ない哀愁が流れている。だが、憧れの存在を思いながら活躍する『スパイダーマン』『スーパーマン』等とは一線を画し、琢郎は変身後のヒーロー生活を堪能する。ハンサムスーツを着た光山杏仁は女性に大モテ。光山杏仁という名もその見た目のハンサムに惹かれ即モデルとして契約採用したモデル事務所社長(伊武雅刀)が付けたものだ。スカウトされた杏仁はみるみるトップモデルに。プライドの高いトップモデルの來香(佐田真由美)だって杏仁に思いを寄せるようになるのだ。だが、一方でホントの自分・琢郎の生活においては、かわいく、性格も優しい女の子・星野寛子(北川景子)にバイトに来てもらっていたのに、自信無く告白って店を辞められる。続いてバイト希望でやって来た橋野本江(大島美幸)。見た目は不細工でも仕事も性格も完ぺき。次第に気になる存在になっていく。そんな中、寛子を見かけた琢郎は杏仁の姿で彼女に言い寄るがこれまた全く相手にされない。こうなるとスタンダードな展開、我々鑑賞者も本江は寛子だろうと気付き始める。琢郎も同じく、華やかなれど実の無い杏仁の生活に疑問を持ち始める。そこにハンサムスーツの弱点、水濡れが致命的なのだ。杏仁の活躍をひがみで見るライバルモデル(山本裕典)に気付かれ、究極の選択を迫るのだ。杏仁の生活を諦めるか、一生脱げない防水仕様スーツを着るかである。一生と言っておいてたいていなんとかなる展開のドラマが多い中、この映画には最終決断の前に本江の大切さに気付いて欲しかった。脱げないと言ってたのに脱げちゃう展開だけが残念でならない。それにしても車椅子でありながらめちゃめちゃポジティブな狭間真介(池内博之)の存在や、本江は寛子が琢郎を想い“ブスーツ”を着た姿。見た目なんて・・、人間ハートだ!こんな心温まるストーリーを考え出した森三中・大島美幸の旦那・鈴木おさむの脚本が見事と言える。そして中条きよし演じる青山店長が実はハンサムスーツ着用し、中からランニング姿の温水洋一が出てくるという驚きの発想センスに脱帽だ。

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