眼下の敵

眼下の敵(1957/アメリカ)
THE ENEMY BELOW
評価(お奨め度)★★★★★
監督: ディック・パウエル
製作: ディック・パウエル
原作: D・A・レイナー
脚本: ウェンデル・メイズ
撮影: ハロルド・ロッソン
特殊効果: L・B・アボット
音楽: リー・ハーライン
音楽監督: ライオネル・ニューマン
音響: ウォルター・ロッシ
出演: ロバート・ミッチャム/クルト・ユルゲンス/アル・ヘディソン/セオドア・バイケル/ラッセル・コリンズ/フランク・アル/クルト・クリューガー/フランク・アルバートソン/ダグ・マクルーア

バックレー級アメリカ駆逐艦とドイツUボートの行き詰る戦いは駆逐艦マレル艦長(R.ミッチャム)とUボートのストルバーグ艦長(C.ユルゲンス)という2人のヒーローを対等に描く。水面を隔て見えない敵の動きを互いに読みあいながら、好敵手として認め合う姿が、戦争でありながらスポーツのような爽やかさ。マレル艦長の「レーダー電波の向うに頭脳を感じる・・」に、ストルバーグ艦長のよほどの利口か馬鹿なのか・・・」こんなセリフの中にも相手への賞賛を嫌味なく感じさせる。民間から配属された艦長を華麗な指揮で次第に信頼し従う部下の姿も気持ちいい。マレルは炎上するUボートに取り残されるストルバーグを助けるのであるが、一旦救命ボートで艦を離れ退避していた部下達がマレル艦長達を救いに向かうのである。第二次大戦下互いにそのような気持ちになれるかは疑問であるが、それもこれも互いにベストを尽くし戦い抜いたことの賞賛が成し得る男のロマンということにしよう。優劣のない好敵手同士が決着をつけるには、艦ごと体当たりで敵の動きを封じるしかなかったのだ。1957年アカデミー特殊効果賞(ウォルター・ロッシ)を獲得しており、緊迫したサスペンス、テンポのいい展開が上質のアクションとしている。戦争をゲームのように扱ってしまってはいるが、アメリカもドイツもひいき目無しに対等に描いている。みんな「我が闘争」の著者アドルフ・ヒトラーの犠牲者なのだ。ストルバーグ艦長が「我が闘争」を読む部下に対しあきれ困った表情をするシーンも印象的だ。軍帽をかぶる姿もかっこいいミッチャムとユルゲンスの存在感が凄い。単純に第二次世界大戦大西洋で繰り広げられる男のロマン、男を堪能すべし。

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