アイ,ロボット

アイ,ロボット(2004/アメリカ)
I, ROBOT
評価(お奨め度)★★★★
監督: アレックス・プロヤス
製作: ジョン・デイヴィス/ウィック・ゴッドフレイ/トファー・ダウ/ローレンス・マーク
製作総指揮: ジェームズ・ラシター/トニー・ロマーノ/ミシェル・シェーン/ウィル・スミス
原作: アイザック・アシモフ
原案: ジェフ・ヴィンター
脚本: アキヴァ・ゴールズマン/ジェフ・ヴィンター
撮影: サイモン・ダガン
音楽: マルコ・ベルトラミ
美術: パトリック・タトポロス
編集: リチャード・リーロイド/アーメン・ミナシアン/ウィリアム・ホイ
衣装: エリザベス・キーオウ・パーマー
出演: ウィル・スミス/ブリジット・モイナハン/ブルース・グリーンウッド/シャイ・マクブライド/アラン・テュディック/ジェームズ・クロムウェル/シャイア・ラブーフ/エミリー・テナント/ジェリー・ワッサーマン/エイドリアン・L・リカード/フィオナ・ホーガン/シャロン・ウィルキンス

『クロウ/飛翔伝説』『ダークシティ』『ノウイング』のA.プロヤス監督が『アンドリューNDR114』の原作者I.アシモフの「われはロボット」をモチーフにして描く近未来SF。今回のTV放映で2度目(1度目は劇場)の鑑賞。2度目ともなるとかなり理解出来る。
まず、“ロボット3原則”が示される。ロボット3原則とは、ロボットに対し①人間に危害を加えてはならない、②(1)に反しない限り人間から与えられた命令に服従しなければならない、③(1)及び(2)に反するおそれのない限り自己を守らなければならない、というもの。人工知能をも持たせ便利さを追求する結果、肉体的にも機能的にも絶大な力を持つロボットが驚異の存在になることが必然だ。この原則で人間は守られているはずだという前提で物語は進められる。ロボット工学博士ラニング(J.クロムウェル)が死んでいた。ロボット嫌いのデル・スプーナー刑事(W.スミス)は犯人捜索中に見つけたロボット・サニー(A.テュディック)が殺人犯だとして疑い捜査を開始する。サニーと同型のロボットがたくさん出てくる。表情豊かなロボットのデザイン、左腕がサイボーグのスプーナーとロボット群団のバトルが見どころでもある。CG技術の進歩を実感する。
ヘンデルとグレーテル。森に捨てられそうになったヘンデルとグレーテルは、家にきちんと戻れるように所々に置いておいたパン屑が鳥に食べられてしまった為に、代わりにお菓子で出来た魔女の家に辿り着くという話だが、ラニング博士が死をもって残したメッセージはこのパン屑だとスプーナーは言う。彼はロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士(B.モイナハン)とコンビを組んでその真相を追っていく。辿り着いたあらたな事実、めちゃめちゃ怪しい存在として描いていたロボット会社社長ロバートソン(B.グリーンウッド)は事件の黒幕では無かった。ロバートソンが殺害されてから事態は急展開!ヴィキ(F.ホーガン)というメインのシステムコンピューターが暴走を始めた犯人だった。スプーナーとのウィンク・サインを交わすことで窮地を脱し仲間となったサニー。サニーの協力のもとヴィキの破壊に成功。ナノロボットを注入しヴィキを破壊するという手法がウィルスを注射しているようで面白い。だが、実際にラニング博士を殺害したのはサニーだった。暴走を始めるだろうロボットの存在を知らせるためにラニング博士はサニーを所謂パン屑としたのだった。ロボットによる殺害と思わせることでロボット3原則が破られようとしていることを知らせようとしたのだ。
最後に人間は戦争も起こすし滅亡に向かう存在。今人間を殺害する事が人間を守るためだというのだ。ヴィキがロボット3原則を潜り抜けた理論がブラックで上手い。衝撃的な論理構成だ。流石A.アシモフ、単にロボットが登場するだけのSFに終わっていない。

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