ゴジラVSデストロイア

ゴジラVSデストロイア(1995/日本)
評価(お奨め度)★★★★
監督: 大河原孝夫
製作: 田中友幸/富山省吾
脚本: 大森一樹
撮影: 関口芳則
特殊効果: 渡辺忠昭
美術: 鈴木儀雄
造型: 若狭新一(デストロイア)/小林知己(ゴジラ、ゴジラジュニア)
編集: 長田千鶴子
音楽: 伊福部昭
アクション: 薩摩剣八郎(ゴジラ)/破李拳竜(ゴジラ・ジュニア)/播谷亮(デストロイアII)/柳田英一(デストロイア)
特技・撮影: 江口憲一/大根田俊光
特技・美術: 大澤哲三
特技・編集: 東島左枝/伊藤伸行
特技監督: 川北紘一
特技助監督: 鈴木健二
助監督: 三好邦夫
出演: 林泰文/辰巳琢郎/石野陽子/河内桃子/村田雄浩/小高恵美/大沢さやか/篠田三郎/中尾彬/高嶋政宏/神山繁/斉藤暁/平泉成/藤巻潤/小野武彦/上田耕一

『ゴジラVSスペースゴジラ』に続く平成ゴジラシリーズ第6作。1995年日本アカデミー賞特別賞(特殊技術)(佐々木英世)を受賞。他に本シリーズでは『ゴジラVSモスラ』『ゴジラVSメカゴジラ』『ゴジラ2000 ミレニアム』を監督した『ヤマトタケル』『誘拐』の大河原孝夫監督。『ゴジラ』(1954年)に登場した協力兵器オキシジェンデストロイヤーが再び開発されようとする。この協力兵器の開発者・芹沢博士(平田昭彦)の懐かしの映像が流れる。今作は赤く発光する姿でゴジラは登場する。というのも、ゴジラ体内の核分裂反応が原因である。核反応がこのまま暴走を続けるとゴジラが融解、チャイナシンドロームというとてつもない事態が待っているという。そのため、Gフォースも火薬攻撃は出来ない。だが今回は、冷凍弾でゴジラを凍らせ、カドニウム弾で中性子を制御し核分裂暴走を食い止めるという作戦をスーパーX3を操縦し、黒木(高嶋政宏)は見事やってのける。これはシリーズ中一番の良策と言っていい。ただ、あくまで暴走を一旦止めただけ。オキシジェンデストロイヤーの産物である強力怪獣デストロイアと戦うべく再び現れる。デストロイアは強く、『ゴジラVSスペースゴジラ』に登場したリトルゴジラが成長したゴジラジュニアは瀕死の状態に。かつてゴジラをやっつけたオキシジェンデストロイヤーにより誕生したデストロイヤー。最初は人間サイズで特殊部隊との戦闘であったり、車中に逃げ込んだ山根ゆかり(石野陽子)を襲ったり巨大怪獣には無い、『エイリアン』的な恐さを味わうことも出来る。口の中から触手のようなものが出てくるグロいデストロイアのデザインもエイリアンに似ている。キャラクターというより生物の化け物という感じとなっている。それはゴジラのデザインにも現れていてリトルゴジラにも愛くるしさは無い。ともかく強大な力の象徴として登場したデストロイアもメルトダウンに達しようとするゴジラの前では無力でありやられてしまう。だが、ゴジラも反応のメルトダウンを向かえ消滅する。ゴジラは人間科学が抱える脅威の象徴であった。科学技術の脅威は東京を死の灰にする。物理学者・伊集院(辰巳琢郎)にゆかりは「核をもてあそんだ人類の償いだ」という。だが、物凄い値に達する放射線が急激に低下し始める。死の灰の中に佇むその姿はゴジラジュニア。ゆかりの言葉もむなしく再び人類は過ちを繰り返すのだろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 『ゴジラVSデストロイア』(1995)

    Excerpt: 「ゴジラ死す。」 ――衝撃的なコピーが付けられた<平成シリーズ>、<VSシリーズ>の完結編。 シリーズ通算では22作目にあたる。 前作の『VSスペースゴジラ』は結構コミカルで能天気、破天荒な.. Weblog: 【徒然なるままに・・・】 racked: 2009-08-30 08:34