スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック(2003/アメリカ)
THE SCHOOL OF ROCK
評価(お奨め度)★★★★★
監督: リチャード・リンクレイター
製作: スコット・ルーディン
製作総指揮: スコット・アヴァーサノ/スティーヴ・ニコライデス
脚本: マイク・ホワイト
撮影: ロジェ・ストファーズ
音楽: クレイグ・ウェドレン
音楽コンサルタント: ジム・オルーク
出演: ジャック・ブラック/ジョーン・キューザック/マイク・ホワイト/サラ・シルヴァーマン/ジョーイ・ゲイドス・Jr/ミランダ・コスグローヴ/ケヴィン・クラーク/レベッカ・ブラウン/ロバート・ツァイ/マリアム・ハッサン/ケイトリン・ヘイル/アレイシャ・アレン/アダム・パスカル/ケイト・マクレガー=スチュワート/ニッキー・カット/ヘザー・ゴールデンハーシュ/エイミー・セダリス

ロックを心から愛し、他からみれば悪ノリでしかない自分の行動もバンドを愛すればこそだと我が道を突き進むデューイ(J.ブラック)。親友ネッド(M.ホワイト)の部屋に居候状態で家賃も滞納。家賃は滞納しても楽器は売らず、ロックのCDに埋もれて暮らすデューイは面白い。目を剥き、髪を振り乱してロックを表現する男は滞納した家賃のためにエリート小学校の代用教員を依頼されたネッドになりすます。教員資格も何にも無いデューイが、♪ロドリーゴ「アランフェス協奏曲」♪を奏でる子供達に音楽の才を見出し、クラシック楽器をエレキックな楽器に変えてバンド結成を画策するのだ。それまで子供達には自習ばかりを強要し子供達を教育する気など全く無い男が、ロックを本気で教え始める。ロックへの入れ込み度が違いすぎて仲間からバンドを追い出されたけれども、子供達とバンドを組み、ロックを楽しむことが出来る。自己中心的な行動ではあっても好きなことには熱意がこもり、真剣に教えることになる。最高を目指す姿勢が、生徒個々の才能や魅力を見抜いていく。それぞれ役割を任される生徒達は、バンド・バトルに向けクラス一体になる。一生懸命に取り組む子供の姿にロックに反対していた親やマリンズ校長(J.キューザック)も心を動かされる。マリンズ校長も実のところは♪スティーヴィー・ニックス「エッジ・オブ・セブンティーン」♪を好む人間なのだ。好きなことにうんちくを唱え教えることが出来ることが如何に幸せかと言わんばかりにデューイが生き生きしている。それもJ.ブラックの歌唱、日本のドラマにあったサンキュー先生(西田敏行)ばりの過剰な演技があってこそのデューイというキャラクター造詣だ。ロック史を語る彼の瞳には熱い炎が、またある時にはロックへの陶酔が宿る。コミカルな表情の中に見られる真剣なまなざしのように、映画を通して、一見ロックという不真面目そうな活動の中に教える楽しさ、教えられる楽しさという教育の真髄を見て取れる。一方、“スクール・オブ・ロック”開校という最後のオチも良かった。『恋人までの距離(ディスタンス)』『ニュートン・ボーイズ』のR.リンクレイター監督によるパッショナブルな映画。2004年MTVムービー・アワードコメディ演技賞を『愛しのローズマリー』のJ.ブラックが受賞。

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