アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド(2007/アメリカ)
I AM LEGEND
評価(お奨め度)★★★★
監督: フランシス・ローレンス
製作: アキヴァ・ゴールズマン/ジェームズ・ラシター/デヴィッド・ハイマン/ニール・モリッツ
製作総指揮: マイケル・タドロス/アーウィン・ストフ/デイナ・ゴールドバーグ/ブルース・バーマン
原作: リチャード・マシスン『地球最後の男(別題:アイ・アム・レジェンド)』(ハヤカワ文庫刊)
脚本: マーク・プロトセヴィッチ/アキヴァ・ゴールズマン
撮影: アンドリュー・レスニー
プロダクションデザイン: ナオミ・ショーハン
衣装デザイン: マイケル・カプラン
編集: ウェイン・ワーマン
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: ウィル・スミス/アリシー・ブラガ/ダッシュ・ミホク/チャーリー・ターハン/サリー・リチャードソン/ウィロウ・スミス/ダレル・フォスター/エイプリル・グレイス/ジェームズ・マッコーリー

『コンスタンティン』のF.ローレンス監督によるリメイクとも言える本作はロバート・ネビルを演じたW.スミスが2008年MTVムービー・アワード男優賞を受賞している。人類が作り出してしまった恐ろしいウィルスは人類を死滅に追いやった。ニューヨークはもはやロバート・ネビルだけとなってしまった。有能な科学者であるネビルは人類存続のためウィルス治療法の開発のため設備の揃ったこの街に留まる決意をした。ゴーストタウンと化したニューヨークには今や五番街に雑草が生え始め、鹿やライオン等の野生動物も侵入している。『バイオハザードⅡ アポカリプス』でアリスが病院を抜け出し外に出るとラクーンシティはT-ウィルスで街が無人化していて人類は絶滅したのではという恐怖をもってたった一人の世界を描くのと同じである。また、『バニラ・スカイ』でトム・クルーズ扮する悪夢として無人化したタイムズ・スクエアが描かれていたのと似ている。今回は現実に存在するニューヨークの街だ。『バニラ・スカイ』同様、賑わいが当たり前の街が無人化しているというギャップが強烈に視覚的違和感として我々を刺激する。ロバート・ネビルはどこかで生き延びているだろう人類を信じラジオで呼びかけながら気分転換はレンタルショップのDVDを観る事。店員代わりに置いたマネキンに人恋しく語りかける。唯一の心の支えはペットの犬サムだけだ。空母甲板上の戦闘機主翼からゴルフの球を無人の摩天楼に打ちっ放すという考えられないようなシチュエーションになんか凄いと思うも自分だったら何をしようか、それ以前に孤独に耐えられず精神崩壊するだろう。街にはウィルスの影響で肉食凶暴化した“ダーク・シーカーズ”の恐怖がそこかしこにある。そして『ピッチブラック』で登場した暗がりや地下に棲息する肉食エイリアンに対するように、無事でいられる安全地帯は明るい日中だけだ。そんなシチュエーションも面白く、光と影の境界線攻防の中、とうとうサムも感染し死んでしまう。また、ロバート・ネビルは家族(S.リチャードソンら)をニューヨークから脱出させようと手筈した自分の目の前で彼らの乗ったヘリが爆発、墜落していたことなども描かれ、彼の抱える失意、絶望感も上手く描かれていた。そんな中突然希望に相当するアナ(A.ブラガ)とイーサン(C.ターハン)が現れる。生き残りの人類の存在が明かされた。人類はやはり滅亡していなかったのだ。ネビルは遂に完成した血清ワクチンを彼らに託し、身を挺して彼らを守りレジェンドとなる。というお話。前半部分の精神的なところが上手く描かれていただけに、後半畳み掛けていいはずのダーク・シーカーズとのアクションがイマイチ物足りないのが残念だ。とはいえ、同原作の映画化という、ロバート・ネビルをチャールストン・ヘストンが演じた『地球最後の男 オメガマン』もチャンスがあれば観てみたい。

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