恋空

恋空(2007/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 今井夏木
プロデューサー: 森川真行/那須田淳
エグゼクティブプロデューサー: 濱名一哉
企画: 三野正己
原作: 美嘉『恋空~切ナイ恋物語』
脚本: 渡邉睦月
撮影: 山本英夫
美術: 中澤克巳
編集: 穂垣順之助
音楽: 河野伸
主題歌: Mr.Children『旅立ちの唄』
照明: 小野晃
録音: 湯脇房雄
助監督: 舟橋哲男
出演: 新垣結衣/三浦春馬/小出恵介/香里奈/臼田あさ美/中村蒼/波瑠/大平奈津美/浅利陽介/深田あき/山本龍二/麻生祐未/高橋ジョージ/浅野ゆう子

高校生の美嘉(新垣結衣)は同級生のヒロ(三浦春馬)と交際を始める。美嘉の携帯に名乗らず電話をかけまくり、夜通し電話の末、朝を共に迎えた記念に携帯電話で飛行機雲を撮影する。そして遂に自分を明かすに携帯の写真を突きつける。美嘉に「花が可哀想」と言われることを想定したかのように根の付いた花をプレゼントし、拒否られた花を再び地植えしにいき、水を与えている。その様子を見た美嘉にはさらに散水ホースによるシャワーにより虹を演出。凄い演出力だ。女の子の心を掴むポイントを分かっていると言っていい。ただ、ヒロは上辺だけの男ではなく、真剣に美嘉を守り行動する男だ。そんなヒロが不治の癌に侵され美嘉にはその事を告げず遠ざける。傷心の美嘉には今度新しい彼氏・優(小出恵介)が現れる。この男もヒロに負けないいい男。ヒロが勢いよく引っ張っていく川のような男なら、優は美嘉の全ての気持ちを包み込む海のような男。優はいい男ではあるが、やはり待ちの姿勢。この映画ではヒロが不治の病と知り、美嘉はヒロの元に戻るのであるが、そうでなくても美嘉は離れていってしまうかもしれない。優はいい男であるだけに応援したくなるし、もっと積極的になって欲しい。『初恋』で三億円事件の計画犯であり、実行犯を演じた宮崎あおいと初恋の関係を演じた小出恵介。優しさを醸し出す演技には長けている。後のストーリーは病と闘い向き合うヒロと美嘉を描いていく。気丈に振舞うヒロも二人にとって重要なスポットの一つである河原で弱さを見せるシーンを入れる。病気で死んでいってしまう人間にさらに感情移入させるには必ず必要な描写である。いよいよ命を閉じようというヒロの姿も綺麗なままで余り痛々しく描いていないピュアである。高校生での妊娠と言う題材も含む話である。私は社会的自立を考えないで妊娠に及ぶのは凄く不純なことであると思っている。性交渉絶対禁止と言っているのでなく、避妊は不可欠でそれは身体的に成熟した人間の責任なのだ。一方、美嘉の母親を演じるのが浅野ゆう子であり、彼女は『僕は妹に恋をする』でも母親を演じていたためにこちらの映画がちらっと思い出された。兄妹で関係してしまうことに比べればかなりまともではあるが・。
可愛かった新垣結衣、本作で2007年日本アカデミー賞新人俳優賞(三浦春馬と共に)、話題賞(俳優)を受賞している。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック