エディット・ピアフ~愛の讃歌~

エディット・ピアフ~愛の讃歌~(2007/フランス/イギリス/チェコ)
評価(お奨め度)★★★★
監督: オリヴィエ・ダアン
製作: アラン・ゴールドマン
脚本: オリヴィエ・ダアン/イザベル・ソベルマン
撮影: 永田鉄男
美術: オリヴィエ・ラウー
衣装デザイン: マリット・アレン
編集: リシャール・マリジ
音楽: クリストファー・ガニング
出演: マリオン・コティヤール/シルヴィー・テステュー/パスカル・グレゴリー/エマニュエル・セニエ/ジャン=ポール・ルーヴ/ジェラール・ドパルデュー/クロチルド・クロ/ジャン=ピエール・マルタンス/カトリーヌ・アレグレ/マルク・バルベ/カロリーヌ・シロル/マノン・シュヴァリエ/ポリーヌ・ビュルレ

2007年アカデミー賞主演女優賞(M.コティヤール)、メイクアップ賞、同年LA批評家協会賞とゴールデン・グローブの女優賞(M.コティヤール)、同年英国アカデミー賞主演女優賞(M.コティヤール)、作曲賞(C.ガニング)、衣装デザイン賞(M.アレン)、メイクアップ&ヘアー賞、同年セザール賞主演女優賞(M.コティヤール)、撮影賞、音響賞、美術賞(O.ラウー)、衣装デザイン賞(M.アレン)と数多くの賞を獲得した本作は『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』のO.ダアン監督によるシャンソン歌手エディット・ピアフの伝記ドラマである。エディット・ピアフは路上パフォーマンスで日銭を稼ぐ家庭に生まれる。稼ぎが少ないと娼婦も強要されるような境遇である。可哀そうではあるが、後に生涯の友としえマレーネ・ディートリッヒ(C.シロル)にも訪れてもらえるようなフランスの大歌手になるために必要な境遇だったと言える。子供ながら一瞬にして人を魅了する声の持ち主エディット(P.ビュルレ)の芸は、後に、クラブのオーナー、ルイ・ルプレ (G.ドパルデュー)の目に留まり歌手としてデビューするのだ。路上芸人で終わらない天才的な声をGIFTとして授かっていた。雀を意味するピアフと名付けたのはルプレである。スターダムを駆け上った彼女ではあるが、その私生活は決して幸せとは言えない波乱に満ちたものだった。幼少時代の失明、歌手となった後もルプレ殺害の共犯嫌疑にかけられたり、交通事故等、大歌手という存在でなければ奈落ともいえる人生である。彼女は生涯2度の結婚をしたが、本作では結婚以前のマルセル・セルダンジャン=ピエール・マルタンスとの大恋愛の方が描かれる。妻子あるプロボクサー、マルセルを飛行機事故で失い恋愛は2年間で終了、エディットの傷心は非常に大きいものだった。あの♪愛の賛歌♪はマルセルの思い出を歌ったものであるという。ピアフを演じたM.コティヤールは歌ってはおらず、エディット・ピアフ本人の録音を使用したらしいが、ピアフの声量からして仕方のないこと。「超・映画評 愛と暴力の行方」で奥山篤信が著しているようにリウマチや薬物で傷ついた体だけでなく、孤独にあえぐ痛々しい心の内面も表現したM.コティヤールの演技は本当に素晴らしい。

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