ゴジラ対ヘドラ

ゴジラ対ヘドラ(1971/日本)
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: 坂野義光
製作: 田中友幸
脚本: 馬淵薫/坂野義光
撮影: 真野田陽一
美術: 井上泰幸
編集: 黒岩義民
音楽: 真鍋理一郎
アクション: 中山剣吾(ヘドラ)/中島春雄(ゴジラ)
特技・合成: 徳政義行/土井三郎
特殊技術: 中野昭慶
出演: 山内明/木村俊恵/川瀬裕之/柴本俊夫/麻里圭子/吉田義夫/鈴木治夫/勝部義夫/岡部進/渡辺謙太郎/大前亘/岡部正/加藤茂雄/由起卓也/小松英三郎/権藤幸彦/中沢治夫

昭和ゴジラ・シリーズ第11作は監督が『怪獣総進撃』『ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃』の本多猪四郎から坂野義光となる。ヘドロから誕生したヘドラを怪獣とし公害を問題提起している。サイケデリックなメイクに服装のダンサー(麻里圭子)による公害問題を謳った♬水銀、コバルト、カドニウム・・・、返せ、返せ、緑を返せ♬という主題歌は実に面白い。ただ、マジで公害問題を盛り込むのはいいが、ダンサーを始め、若者(柴本俊夫)をヒッピー風に描いても子供には理解できないだろう。一風変わったこんなゴジラ映画も面白いが坂野義光監督作はこれのみ、次作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』は福田純へと代わる。
ドロドロしたヘドラは変態するし空を飛行する。そんなエネルギーはどこからくるのだろうか。ヘドラは核爆発のエネルギー利用していると海洋学者の矢野(山内明)は息子の研(川瀬裕之)に説明する。そこで使われるのが、教育テレビで観られるようなアニメーション。このシーン他にもアニメーションがたまに使われていて面白い。『キル・ビル』もアニメーションを挿入しているが、日本映画を好きでよく観ていたというクエンティン・タランティーノはこの映画も観たのかもしれない。今回ゴジラも空を飛ぶ。口からの火炎放射を勢いに尻尾を抱えてタツノオトシゴのように飛ぶのだが、放射の方向から体が浮くとは思えないことに不満足だ。ヘドラをやっつけてからゴジラはその体からヘドロを千切っては♬返せ返せ・・♬と撒き散らす。公害に対する怒りを表現するのはいいが、怒るゴジラ自身も核の汚染により作り出された問題の象徴であることの悲哀もきちんと描いていて欲しかった。

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