007/ゴールデンアイ
007/ゴールデンアイ(1995/イギリス/アメリカ)
GOLDENEYE
評価(お奨め度)★★★★☆
監督: マーティン・キャンベル
製作: マイケル・G・ウィルソン/バーバラ・ブロッコリ
原案: マイケル・フランス
脚本: ジェフリー・ケイン/ブルース・フィアスティン
撮影: フィル・メヒュー
特撮: デレク・メディングス
編集: テリー・ローリングス
音楽: エリック・セラ
テーマ曲: モンティ・ノーマン
主題歌: ティナ・ターナー
出演: ピアース・ブロスナン/ショーン・ビーン/イザベラ・スコルプコ/ファムケ・ヤンセン/ジョー・ドン・ベイカー/チェッキー・カリョ/ゴットフリード・ジョン/アラン・カミング/セレナ・ゴードン/デスモンド・リュウェリン/サマンサ・ボンド/ジュディ・デンチ/ミニー・ドライヴァー/ロビー・コルトレーン
TVでやっていたのをちょっと見送れたので、せっかくだからDVDで最初から鑑賞。本作はシリーズ第17作。『マスク・オブ・ゾロ』『レジェンド・オブ・ゾロ』『バーティカル・リミット』『すべては愛のために』のM.キャンベル監督によるP.ブロスナン版007の第1弾。監督はこの後第21作目の『007/カジノ・ロワイヤル』を監督しており、こちらはダニエル・クレイグを6代目007に起用した初作となっている。この映画での経験が『マスク・オブ・ゾロ』での躍動感のあるアクションに生かされた。
真面目、実直だったティモシー・ダルトンの007から、歩き方まで洗練されたセンスを感じるニュー・ボンド誕生。殺しのライセンスを持つボンドとしては非情さをどこか感じさせ、渋さが光るショーン・コネリーには適わないが、スマートなボンドとしては1番だ。他にもMはJ.リンチが新しく演じることになり、ボンドの上役も女性となったわけである。マネー・ペニーはS.ボンドとかわいくなった。タイトルの“ゴールデンアイ”とは電磁波攻撃用衛星システム。これを奪い、世界混乱を企む悪役にヤヌスという二面性の意を持つ異名で暗躍する同僚006(S.ビーン)。イカれたコンピューターおタク・ボリス(A.カミング)。そして荒々しいセックスアピールで怪演のF.ヤンセン。真っ赤なフェラーリでボンドに街道レースを挑む雄々しさ、彼女の必殺技は男に馬乗りになっての胴締め。けたたましく声を上げながら襲いかかる彼女の名が、ゼニア・オナトップとこれまた凄い。良い役の方のボンドガール(I.スコルプコ)はおとなしいー!ダムからのスケール大のバンジージャンプ、スーツ姿で戦車を運転、市街を走る007のアクションは凄いが、Q(D・リュウェリン)が用意したブルーボディのBMWに乗るも全く装備された秘密兵器を使わないのが残念。使わなければ兵器は秘密のまま、最初からないのと同じである。
オナトップとボンドが車で競争するシーン。ボンドが車に乗せているキャロライン(S.ゴードン)との会話が意味深だ。岡山徹著の「映画でスラスラ日常会話」で書かれているが「次に女と同じくらい元気な乗り方だといいけど」「強いところを見せようとしてるんでしょ」等といったセリフである。車はよく男にとっての女性に例えられるからこその会話だ。この後「エンジンがだろ」「我がよ」と更に続いていく。
GOLDENEYE
評価(お奨め度)★★★★☆
監督: マーティン・キャンベル
製作: マイケル・G・ウィルソン/バーバラ・ブロッコリ
原案: マイケル・フランス
脚本: ジェフリー・ケイン/ブルース・フィアスティン
撮影: フィル・メヒュー
特撮: デレク・メディングス
編集: テリー・ローリングス
音楽: エリック・セラ
テーマ曲: モンティ・ノーマン
主題歌: ティナ・ターナー
出演: ピアース・ブロスナン/ショーン・ビーン/イザベラ・スコルプコ/ファムケ・ヤンセン/ジョー・ドン・ベイカー/チェッキー・カリョ/ゴットフリード・ジョン/アラン・カミング/セレナ・ゴードン/デスモンド・リュウェリン/サマンサ・ボンド/ジュディ・デンチ/ミニー・ドライヴァー/ロビー・コルトレーン
TVでやっていたのをちょっと見送れたので、せっかくだからDVDで最初から鑑賞。本作はシリーズ第17作。『マスク・オブ・ゾロ』『レジェンド・オブ・ゾロ』『バーティカル・リミット』『すべては愛のために』のM.キャンベル監督によるP.ブロスナン版007の第1弾。監督はこの後第21作目の『007/カジノ・ロワイヤル』を監督しており、こちらはダニエル・クレイグを6代目007に起用した初作となっている。この映画での経験が『マスク・オブ・ゾロ』での躍動感のあるアクションに生かされた。
真面目、実直だったティモシー・ダルトンの007から、歩き方まで洗練されたセンスを感じるニュー・ボンド誕生。殺しのライセンスを持つボンドとしては非情さをどこか感じさせ、渋さが光るショーン・コネリーには適わないが、スマートなボンドとしては1番だ。他にもMはJ.リンチが新しく演じることになり、ボンドの上役も女性となったわけである。マネー・ペニーはS.ボンドとかわいくなった。タイトルの“ゴールデンアイ”とは電磁波攻撃用衛星システム。これを奪い、世界混乱を企む悪役にヤヌスという二面性の意を持つ異名で暗躍する同僚006(S.ビーン)。イカれたコンピューターおタク・ボリス(A.カミング)。そして荒々しいセックスアピールで怪演のF.ヤンセン。真っ赤なフェラーリでボンドに街道レースを挑む雄々しさ、彼女の必殺技は男に馬乗りになっての胴締め。けたたましく声を上げながら襲いかかる彼女の名が、ゼニア・オナトップとこれまた凄い。良い役の方のボンドガール(I.スコルプコ)はおとなしいー!ダムからのスケール大のバンジージャンプ、スーツ姿で戦車を運転、市街を走る007のアクションは凄いが、Q(D・リュウェリン)が用意したブルーボディのBMWに乗るも全く装備された秘密兵器を使わないのが残念。使わなければ兵器は秘密のまま、最初からないのと同じである。
オナトップとボンドが車で競争するシーン。ボンドが車に乗せているキャロライン(S.ゴードン)との会話が意味深だ。岡山徹著の「映画でスラスラ日常会話」で書かれているが「次に女と同じくらい元気な乗り方だといいけど」「強いところを見せようとしてるんでしょ」等といったセリフである。車はよく男にとっての女性に例えられるからこその会話だ。この後「エンジンがだろ」「我がよ」と更に続いていく。
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