ブロークン・アロー

ブロークン・アロー(1996/アメリカ)
BROKEN ARROW
評価(お奨め度)★★★★★
監督: ジョン・ウー
製作: マーク・ゴードン/ビル・バダラート/テレンス・チャン
製作総指揮: クリストファー・ゴドシック/ドワイト・H・リトル
脚本: グレアム・ヨスト
撮影: ピーター・レヴィ
音楽: ハンス・ジマー
出演: クリスチャン・スレイター/ジョン・トラヴォルタ/サマンサ・マシス/ジャック・トンプソン/ハウイー・ロング/フランク・ホエーリー/ボブ・ガントン/カートウッド・スミス/クリス・マルケイ/デルロイ・リンドー/ヴォンディ・カーティス=ホール

『男たちの挽歌』『男たちの挽歌Ⅱ』の「男たちの挽歌」シリーズで名を上げたJ.ウー監督がハリウッドに進出しての『ハード・ターゲット』に続く第2弾である。『M:I-2』『ウインドトーカーズ』『ペイチェック 消された記憶』と続き、いよいよ『レッドクリフ Part I』が公開だ。またまた白鳩は飛ぶのか。鳴かず飛ばずだったJ.トラヴォルタが『パルプ・フィクション』『ゲット・ショーティ』ときて完全に復活を確信出来た一作。この後私の好きなまたまたJ.ウー監督の『フェイス/オフ』に出演する。BROKEN ARROWとは核弾頭紛失という軍の暗号だそうだ。核弾頭を盗んだのはパイロットのディーキンス少佐(J.トラヴォルタ)。飛行中に相棒のヘイル大尉(C.スレイター)を機外に放り出して、待ち合わせ場所の砂漠に核弾頭を投下する。ユタ州の砂漠で待ち受けていた者たちが回収するのだ。ちょっと話を脇に逸らすが、砂漠で準備を進める犯罪集団は近所のおばちゃんに目撃されていて、彼女はトラックを目撃したとパークレンジャーに通報する。それを聴いた女性監視員テリー(S.マシス)は「彼女は何を見たって?UFOの次はエルビス?」と答える。これについて岡山徹氏は「映画でスラスラ日常会話」で書いてある。アメリカでは、実はエルビスはまだ生きていて、どこかで隠遁生活を送っているとか、UFOなどに連れ去られていてまた戻ってくる等と信じている人がいるらしい。そんなことを受けてのジョークのようなものらしい。話を戻して、上手くいくはずだった計画がいるはずのなかったヘイルによって崩されていくディーキンス達。やってもやっても食い下がってくるヘイルにだんだん手段がなくなって、やけ気味の作戦に追い詰められながら悪人達は一人また一人と仲間を失っていく。マクラーン刑事が活躍する『ダイ・ハード』、ライバックが追いつめる『沈黙の戦艦』と同じような展開で、ヒーロー像も素晴らしい。共に行動するテリーがヒロインであるが、行動を共にする理由がきちんとしている。テリーがいたことによって脱することの出来る窮地が所々に用意されているのだ。流石はJ.ウー監督である。前述したJ.トラヴォルタが演じたディーキンスもヒーローを盛り立てる悪役として充分であった。ブロークン・アローという緊急事態に米国務省は大して動けず、ヘイルという一人の男に数十万人の命を託す核危機を描いたミリタリー映画だ。

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