ゴジラ

ゴジラ(1954/日本)
評価(お奨め度)★★★★★
監督: 本多猪四郎
製作: 田中友幸
原作: 香山滋
脚本: 村田武雄/本多猪四郎
撮影: 玉井正夫
美術: 中古智
美術監督: 北猛夫
編集: 平泰陳
音楽: 伊福部昭
アクション: 手塚勝己/中島春雄
音響効果: 三繩一郎
特技・合成: 向山宏
特技・美術: 渡辺明
特殊技術: 円谷英二
出演: 志村喬/河内桃子/宝田明/平田昭彦/堺左千夫/村上冬樹/山本廉/鈴木豊明/馬野都留子/岡部正/小川虎之助/手塚勝己/中島春雄/林幹/恩田清二郎/菅井きん/榊田敬二/高堂國典/東静子/鴨田清/笈川武夫/川合玉江/今泉廉/橘正晃/帯一郎/堤康久/鈴川二郎/池谷三郎

身長50mの国民的大怪獣が現れる。古生物学者の山根博士が(志村喬)が、二百万年前の爬虫類が密かに生息していたゴジラが水爆実験により住処を追われ現れたことをという説明をなす。水爆の放射能を蓄積しているため、ゴジラの現れたところはガイガーカウンターを反応させる。水爆など科学技術が兵器として用いられることについての問題提起がテーマだ。大きさは50m程だと彼は述べていた。科学的に考察し面白く荒探しすることで有名な柳田理科雄の「空想科学読本」でゴジラの身長50m、体重20万トンについて書いていた。50mの身長にはとてつもなく重い重量で、金属で作られていても難しいらしい。本作では重さについてはまだ発表は無かった(聞きもらしたかもしれないが・・)と思うが、適性体重くらい計算で出るのだからちゃんと考えるべきだった。
話を戻すが、最初ゴジラは自衛隊のフリゲート艦隊による爆雷でやっつけたと思っていたようだが、ゴジラは現れ日本の街を破壊していく。科学技術になすすべないゴジラの強大さがここに出来上がる。ゴジラに街を焼き尽くされ打ちのめされた絶望感が凄い。そんな中水中酸素を破壊して全てのもの、生物を一瞬にして破壊してしまう技術を芹沢博士(平田昭彦)は開発していた。だが水爆のようなスーパー兵器として利用されるのを恐れ公開せずにいた。だがなすすべない人類はオキシジェン・デストロイヤーに頼らざるを得ない。山根博士の娘・恵美子(河内桃子)とサルベージ技師・尾形(宝田明)の説得により芹沢も使用を決断する。だが彼は科学者倫理を貫く。研究記録は全て灰とし、頭に技術の詰まった自らも葬るため、ゴジラと共に死ぬことを決意する。かくして科学技術によってゴジラに勝利するシリーズ中希有な作品。だが、山根博士がゴジラは一匹だけではない可能性を示唆して作品は終わっていく。
ゴジラが現れた時のゴジラの足音、ドーン、ドーンという姿無き音の雰囲気が素晴らしい。落ち着きゆったりしたテンポの音の不気味さ、それだけで興奮してくる。ゴジラシリーズの記念すべき第1作目である。シリーズ化が当然ありきではない1作目の出来の良さがある。

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