キングコング対ゴジラ

キングコング対ゴジラ(1962/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 本多猪四郎
製作: 田中友幸
脚本: 関沢新一
撮影: 小泉一
美術: 北猛夫/阿部輝明
編集: 兼子玲子
音楽: 伊福部昭
アクション: 中島春雄(ゴジラ)/手塚勝己
音響効果: 西本定正
特技・合成: 向山宏
特技・撮影: 有川貞昌/富岡素敬
特技・美術: 渡辺明
特技監督: 円谷英二
出演: 高島忠夫/浜美枝/佐原健二/藤木悠/有島一郎/若林映子/平田昭彦/田崎潤/大村千吉/小杉義男/沢村いき雄/根岸明美/松村達男/松本染升/堺左千夫/千葉一郎/加藤春哉/ダグラス・フェーン/金子吉延/田島義文/三島耕/山本廉/大友伸/ハロルド・コンウェイ/オスマン・ユセフ/広瀬正一/桐野洋雄/中山豊/田武謙三

ゴジラ・シリーズ第3作。『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』等から1975年『メカゴジラの逆襲』までゴジラといえばの本多猪四郎監督である。氷山の中で眠っていたのに、間抜けにもその氷山にぶつかる原子力潜水艦に目覚めたゴジラと戦う相手に今回選ばれたのが世界のキングコング。そのキングコングを日本に連れてくるのが、南の孤島の巨大魔神を調査に行っていたTVカメラマン桜井(高島忠夫)と藤田(佐原健二)。麻酔作用のある木の実を食べて眠ったキングコングを日本へ連れて帰る途中、目覚めたキングコングを解き放ってしまう。火炎放射の出来るゴジラに立ち向かうのはキングコングには酷だった。岩石攻撃と組み付きしかない肉弾戦法しかないわけだから。ただ、予想していなかった技がキングコングにあった。キングコングは雷を体に受け充電することが出来るのだ。ゴジラに触れることにより電撃ショックを与えることが出来るのだ。
文明批判がゴジラ・シリーズの主軸だと言っていい。科学技術を駆使した作戦も化学兵器も通用しない。ゴジラを追っ払ってくれたのはキングコングだった。というかともに痛みわけ。ゴジラは日本から興味を失い海を渡って別の所に行くだけだろうが・・。ばつ悪そうに南の島に帰っていくキングコングの姿がほほえましい。日本でもゴジラを追っ払ってくれたのがキングコングであったように、南の島ではこれからも大ダコはキングコングを追っ払ってくれるのだろう。キングコングのゴジラとの前哨戦、孤島での大ダコ暴れるシーン、アクションはなかなかよく出来た特撮であった。
本作はキングコングも演じた喜劇風演出が売りと言ってよい。シリーズ他作品ではゴジラも喜劇を演じたりもしているが、本作の特筆は高島忠夫と佐原健二が演じたでこぼこコンビと彼らのスポンサーで製薬会社宣伝部部長を演じた有島一郎だ。特に有島一郎が演じたのは話題性や宣伝重視の、日本の危機なんてどうでもいいという適当男。こんなめちゃくちゃなキャラクターを浮いた存在にさせない喜劇俳優振りが流石である。
エンパイア・ステートビルを国会議事堂に変えて演出するオマージュ的なシーンでは桜井ふみ子を演じる浜美枝が手に掴まれる。『キングコング』のジェシカ・ラングや『キング・コング』のナオミ・ワッツのような心の絡みやセクシーさが出せていたらもっともっと素晴らしかったのに・・。
今回キングコングとゴジラでぶっ壊す城は熱海城。元々存在しなかった天守を昭和になって造ったばかりのお城だった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック