犯人に告ぐ

犯人に告ぐ(2007/日本)
評価(お奨め度)★★★★
監督: 瀧本智行
製作: 和崎信哉/春名慶
プロデューサー: 青木竹彦/佐藤善宏
原作: 雫井脩介『犯人に告ぐ』(双葉社刊)
脚本: 福田靖
撮影: 柴主高秀
美術: 若松孝市
編集: 高橋信之
音楽: 池頼広
照明: 蒔苗友一郎
装飾: 田畑照政
録音: 三澤武徳
助監督: 山本亮
出演: 豊川悦司/石橋凌/小澤征悦/笹野高史/片岡礼子/井川遥/松田美由紀/崔洋一/石橋蓮司/中村育二/平賀雅臣/池内万作/大鷹明良/有福正志/四方堂亘/鈴木ゆうじ/尾上紫/永倉大輔/宮本大誠/越智静香/山中崇/柄本佑/小市慢太郎/占部房子/嶋田久作/中原丈雄/根岸季衣

ベストセラーの映画化だけあって流石良く出来ている。警察、日本を震撼させている連続児童殺害事件は未解決のまま、足柄署に左遷させられていた巻島(豊川悦司)に白羽の矢が当たる。県警本部特別捜査責任者に任命されたのだ。本庁捜査官・植草の掲げる、テレビで情報提供を呼びかける捜査方針に従い、TV出演する巻島は独断と機転でバッドマンを名乗る犯人に問いかけ対話を希望する。植草やTV側からの批判を受けながらも前代未聞の劇場型捜査で犯人からの動きを待つ。犯人しか知りえない情報が書かれた文章を公開し、犯人を挑発する。続いて犯人からの文章が送られてくる。二つ文章は同一人物の物ではないことが分かる。幸運にも犯人が出そうとしていた文が見つかり、犯人の居場所を大まかに特定できることとなる。犯人を揺さぶり墓穴を掘らさせた巻島はかっこいい。決定的証拠を持ち合わせないのに、あるとして草の根捜査を決行してバッドマンをあぶり出す作戦も凄い。更に巻島は「今夜は震えて眠れ」とテレビで決めて見せるのだ。
6年前、捜査ミスで誘拐された少年を助けることが出来ず死なせてしまった事件を上手く絡めている。事件解決よりも出世に功績にと気にする本庁からの植草のいやらしさ、TV局の視聴率重視の傾向も描いて見せる。『踊る大捜査線 THE MOVIE』でも描かれている管轄主張、本庁背広組と現場の確執はもっとえげつなく演出されている。事件が終わってなお、本部長・曽根(石橋凌)の弱みを握ったとにやける植草。警察の抱える問題、これこそが製作陣の伝えたかったことだ。

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