80日間世界一周

80日間世界一周(1956/アメリカ)
AROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS
評価(お奨め度)★★★★★
監督: マイケル・アンダーソン
製作: マイケル・トッド
原作: ジュール・ヴェルヌ
脚本: S・J・ペレルマン/ジェームズ・ポー/ジョン・ファロー
撮影: ライオネル・リンドン
音楽: ヴィクター・ヤング
タイトルデザイン: ソウル・バス
出演: デヴィッド・ニーヴン/カンティンフラス/シャーリー・マクレーン/ロバート・ニュートン/ジョー・E・ブラウン/マレーネ・ディートリッヒ/ロナルド・コールマン/マルティーヌ・キャロル/シャルル・ボワイエ/トレヴァー・ハワード/ノエル・カワード/フェルナンデル/グリニス・ジョンズ/フランク・シナトラ/ピーター・ローレ/ハーミオン・ジンゴールド/キャロル・ホワイト/ジョン・キャラダイン/アンディ・ディヴァイン/チャールズ・コバーン/メルヴィル・クーパー/フィンレイ・カリー/レジナルド・デニー/ジョン・ギールグッド

大砲で撃ち出されたロケットは、顔が描かれた月の目玉に命中する、1902年『月世界旅行』が冒頭に描かれて始まる地球一周する冒険映画の本作は、J・ヴェルヌの冒険小説を映画化したパスパルトゥーをジャッキー・チェン、フォッグをスティーヴ・クーガン、モニクをセシル・ドゥ・フランスが演じた2004年のリメイク『80デイズ』のオリジナルである。フォッグは所属する社会改良クラブで世界を80日で回れるか賭けをすることになる。従者として雇ったパスパルトゥーとロンドンを出発。パリからスペイン、アジア、アメリカと世界を回っていく。カンティンフラス演じるパスパルトゥーがその起用身軽な能力で、スペインでは闘牛を、日本では曲芸を、アメリカではインディアンとホースライディングによるチェイスで楽しませてくれる。D.ニーヴン演じるフォッグは即断能力に優れ、時間に性格で几帳面な男。インドで遭遇した原住民の生贄儀式から救い出したS.マクレーン演じるアウダ姫も几帳面な性格で次第に惹かれあっていく。そのことを確認しあう船上のシーンが、どこかとぼけた感じもあり印象的だ。そして、R.ニュートン演じるフィックス刑事の再三にわたる旅程の邪魔が欠かせない。ロンドン警視庁のフィックス刑事はフォッグが銀行強盗だと決め付けているのだ。生真面目で几帳面なフォッグ、間延びした人の良さを持つパスパルトゥー、かわいらしいのにしっかりしたところも併せ持つアウダ姫、しつこく邪魔はするもののどこか憎めないフィックス刑事のコラボは4人の俳優ならではの演技が生かされていて面白い。また、当初見られた大輪自転車、気球でのピレネー越え、壊れそうな橋を少し戻って勢いをつけて、壊しながら渡り切った大陸横断鉄道、何でも燃やして大西洋を横断していった蒸気船など昔の風情を持つ乗り物だけでも楽しめる。ただ、明治神宮、鎌倉の大仏など日本が登場するのは嬉しいのだが、歌舞伎のような演芸が中国風に演出されているのが残念だ。西洋人から見れば日本も中国も一緒なのだろうか。こればっかりは未だにハリウッド映画に見られることだ。
1956年アカデミー賞作品賞、脚色賞、撮影賞(カラー)、劇・喜劇映画音楽賞、編集賞、同年NY批評家協会賞作品賞、脚本賞、同年ゴールデン・グローブ作品賞(ドラマ)、男優賞(コメディ/ミュージカル)(カンティンフラス)と多くを受賞している。

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