ポセイドン

ポセイドン(2006/アメリカ)
POSEIDON
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: ウォルフガング・ペーターゼン
製作: ウォルフガング・ペーターゼン/マイク・フレイス/アキヴァ・ゴールズマン/ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮: シーラ・アレン/ケヴィン・バーンズ/ジョン・J・ジャシュニ/ベン・ウェイスブレン
原作: ポール・ギャリコ
脚本: マーク・プロトセヴィッチ
撮影: ジョン・シール
美術: ウィリアム・サンデル
衣装: エリカ・エデル・フィリップス
編集: ピーター・ホーネス
音楽: クラウス・バデルト
出演: カート・ラッセル/ジョシュ・ルーカス/ジャシンダ・バレット/リチャード・ドレイファス/ジミー・ベネット/エミー・ロッサム/マイク・ヴォーゲル/ミア・マエストロ/アンドレ・ブラウアー/ケヴィン・ディロン/フレディ・ロドリゲス/カーク・B・R・ウォーラー/ステイシー・ファーガソン/ケリー・マクネア/ゴードン・トムソン/キャロライン・ラガーフェルト

『U・ボート』『ネバーエンディング・ストーリー』『ザ・シークレット・サービス』『トロイ』のW.ペーターゼン監督によるシー・パニック映画。『エアフォース・ワン』のように若干持ち直したものもあるが、『アウトブレイク』『パーフェクト ストーム』と題材は結構いいだろうと思うのにあれっという仕上がりになっていて振るわないW.ペーターゼン監督はついにやってしまった。今回の映画はジーン・ハックマン主演のパニック映画超大作、1972年『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイクである。あの映画がこんなになるかと信じられない思いだ。巨大波に横っ腹を襲われ、船底が上になってひっくり返ってしまう。20mや30mにもおよぶ巨大波はローグ・ウェーブと言うらしい。ポセイドンのように沈没した船で原因不明のものはこのローグ・ウェーブに遭遇したのではないかと思われている。話を映画に戻すが、浸水はどんどん進み船はいずれ沈んでしまう。今や下となってしまったパーティー会場広間から船底に上がって海面に出ようとする者。隔壁による密閉性を信じるブラッドフォード船長(A.ブラウアー)に従いじっとして救助を待とうとする者がいる。もちろん行動を起こして船底を目指す集団がメイン・キャラである。ニューヨーク市長ラムジー(K.ラッセル)、ラムジーの娘ジェニファー(E.ロッサム)、ラムジーが反対するジェニファーの婚約者クリスチャン(M.ヴォーゲル)、自殺を考えている老紳士リチャード(R.ドレイファス)、シングルマザーの(J.バレット)とその子供(J.ベネット)、密航者(M.マエストロ)と密航を手助けしたウェイター(F.ロドリゲス)がその主なキャラクターであるが、こうやって書いただけで、父、娘、婿の状態、最後はかわいい娘のために二人の犠牲になるだろうことや、シングルマザーは子供を助けてくれる男といい感じになるだろう事。閉所恐怖症の人間はパニくってみんなを危険に晒す。これら簡単に見えてくる人格からの行動を超えるものが殆ど描かれていない。それに加え、皆を引っ張るリーダー的な存在、いわゆるヒーローがギャブラーのディラン(J.ルーカス)であることも納得いかない。なんか軽い男なのだ。ある一箇所の空間における事だけで、キャラクター造詣しドラマを描いていくものをグランド・ホテル形式と言うらしく、『THE 有頂天ホテル』もその一つだそうだ。三谷幸喜が描いたホテルに関わる人物はユニークなキャラとなっていた。想像以上の行動を見せて欲しいものだ。
この映画は上下逆さまになった船内状況を不思議な感覚で味わうことが醍醐味の一つであるが、やたら舞台がごちゃごちゃしていて天井だか床だか分かり難かったのも残念な点である。

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