鉄コン筋クリート

鉄コン筋クリート(2006/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: マイケル・アリアス
アニメーション制作: STUDIO4℃
動画監督: 梶谷睦子
演出: 安藤裕章
プロデューサー: 田中栄子/鎌形英一/豊島雅郎/植田文郎
エグゼクティブプロデューサー: 北川直樹/椎名保/亀井修/田中栄子
原作: 松本大洋『鉄コン筋クリート』
脚本: アンソニー・ワイントラーブ
デザイン: 久保まさひこ
美術監督: 木村真二
編集: 武宮むつみ
音楽: Plaid
主題歌: ASIAN KUNG-FU GENERATION『或る街の群青』
CGI監督: 坂本拓馬
キャラクターデザイン: 西見祥示郎
サウンドデザイン: ミッチ・オシアス
作画監督: 久保まさひこ/浦谷千恵
色彩設計: 伊東美由樹
総作画監督: 西見祥示郎
声の出演: 二宮和也/蒼井優/伊勢谷友介/宮藤官九郎/大森南朋/岡田義徳/森三中/納谷六朗/西村知道/麦人/田中泯/本木雅弘

2007年日本アカデミー賞アニメーション作品賞受賞。原作は『ピンポン』の松本大洋。そのため、卓球を通しての青春とヤクザの街という違う舞台ではあるものの世界観はよく似ている。ヤクザの街の主人公は街を縄張りにかつあげやかっぱらいで生活している少年クロ(二宮和也)とシロ(蒼井優)。互いに無い部分を補い支えあって生きている姿は『ピンポン』のペコとスマイルのようだ。話し方もペコと似ているため、最初シロの声は窪塚洋介がやっているのかと思った。
言わんとする事が分からないというわけではないが、独自の感性、手法で難しく描き過ぎ。もっとシンプルにクロとシロの関係を描いてもよかったのでは・・。シロの身柄を宝署の刑事・藤村(西村知道)と沢田(宮藤官九郎)が預かってから、クロと離ればなれになって二人の心のバランスが崩れ始める。かつて室町で恐れられたイタチが出現するのだがそれは情緒不安定なクロの極限の表現形であった。その辺りの描写が少し抽象的になっていたのだが、彼らの起こしている行動を心理描写で示すのではなく、実態で表現して欲しかった。人気漫画ながらそのハードな世界に一般公開映画としての製作が躊躇われたという。なかなか暴力的なシーンは描きにくい。残酷な瞬間はパンアウトするなどやり方は色々あると思うが、二人の不安定な状態こそリアルを描いて欲しかった。彼らの精神不安の状態を抽象的な表現にし過ぎたと思う。
ネズミこと鈴木(田中泯)、木村(伊勢谷友介)等ヤクザとはいえ、それなり流儀はあるし、それに対し、蛇(本木雅弘)の非道ぶりが浮き立ってくる。ハードボイルドに男の世界を描いてみせている。

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