ジャイアンツ

ジャイアンツ(1956/アメリカ)
GIANT
評価(お奨め度)★★★★★
監督: ジョージ・スティーヴンス
製作: ジョージ・スティーヴンス/ヘンリー・ジンスバーグ
原作: エドナ・ファーバー
脚本: フレッド・ジュイオル/アイヴァン・モファット
撮影: ウィリアム・C・メラー/エドウィン・デュパー
音楽: ディミトリ・ティオムキン/レイ・ハインドーフ
出演: エリザベス・テイラー/ロック・ハドソン/ジェームズ・ディーン/マーセデス・マッケンブリッジ/サル・ミネオ/ロッド・テイラー/キャロル・ベイカー/バーバラ・バリー/デニス・ホッパー

『シェーン』のG.スティーヴンス監督が1956年アカデミー監督賞を受賞した作品。テキサスに広大な土地を持つビック・ベネディクト(R.ハドソン)は東部に馬の買い付けに来て、令嬢レズリー(E.テイラー)と惹かれ合う。二人は結婚してビックのもとにレズリーは嫁ぐ。西部の風習に慣れないながらも、巻かれること無く意見をはっきりいう強い女性である。そのためビックの姉ラズ(M.マッケンブリッジ)には厳しく接せられ、夫婦間においても喧嘩も耐えないが仲直りも早い。3人の子供に恵まれ、思い通りにならない子供の育て方に苛立ちながらも家族を作り上げていく。牧場経営が主であったテキサスは、ジェット(J.ディーン)が石油を掘り当てたことで産業が違う様相を呈していく。ベネディクト家に仕えていたジェットは性格上ビックと衝突することが多く嫌われるも、ラズに目をかけられる。落馬事故により突如亡くなった彼女の残した遺言により土地を手にする。ジェットは石油を夢見て掘り続けついに掘り当てる。真っ黒な油が吹き上がり、真っ黒に浴びて喜ぶジェットがそれを伝えにベネディクト家に悪態をつきに来るシーンが忘れられない。ジェットは大金持ちになり、色んな事業に手を出し、病院ごと寄付できる程になる。石油王となっても彼の心に安らぎは見られない。『エデンの東』『理由なき反抗』でも見られるディーンの塞ぎがちな演技がここでも見られる。愛が得られない役なのだ。ビッグマネーを得ると言う役柄だからこそ愛の欠乏が余計に浮き立つ。ホテル事業進出に伴う落成記念当日にへべれけに泥酔し打ち明けたのが、叶わぬレズリーへの思いなのだ。愛が得られぬジェットは可哀相だが、一方でベネディクト一家の結びつきが強くなっていくのを感じられることが嬉しい。家族を守ろうとして立ち上がったビック。先住民への偏見は自分の家族への偏見である。人種偏見を持つハンバーガーショップの主人との喧嘩でビックは打ち負かされるもそれをカッコイイと語って聞かせるレズリーに心温まる。そんな彼らは石油産業から手を引き、牧場経営をやり直す決意をするのだった。

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