ロッキー

ロッキー(1976/アメリカ)
ROCKY
評価(お奨め度)★★★★★
監督: ジョン・G・アヴィルドセン
製作: ロバート・チャートフ/アーウィン・ウィンクラー
製作総指揮: ジーン・カークウッド
脚本: シルヴェスター・スタローン
撮影: ジェームズ・クレイブ
編集: スコット・コンラッド/リチャード・ハルシー
作詞: エイン・ロビンス/キャロル・コナーズ
音楽: ビル・コンティ
出演: シルヴェスター・スタローン/タリア・シャイア/バート・ヤング/カール・ウェザース/バージェス・メレディス/ジョー・スピネル/セイヤー・デヴィッド/ジミー・ガンビナ/ビル・ボールドウィン/アルド・シルヴァーニ/ジョージ・メモリー

『ロッキー2』から『ロッキー3』『ロッキー4/炎の友情』『ロッキー5/最後のドラマ』、そしてついこの間公開された第6作目の『ロッキー・ザ・ファイナル』へと続くシリーズの第1作。世界チャンピオンのアポロ・クリード(C.ウェザース)から無名のボクサーがタイトルマッチ出場権を与えられ、チャンピオンに挑戦するというアメリカンドリームの体現が観衆の心を捉えた。流石に本作は1976年アカデミー賞作品賞、監督賞、編集賞(R.ハルシー、S.コンラッド)、同年NY批評家協会賞助演女優賞(T.シャイア)、同年LA批評家協会賞とゴールデン・グローブの作品賞、さらには1977年日本アカデミー賞とブルーリボン賞の外国作品賞等多くを受賞している。監督は『ベスト・キッド』『ベスト・キッド2』『ベスト・キッド3/最後の挑戦』の「ベスト・キッド」シリーズ、最近では『ヴァン・ダム IN コヨーテ』等を監督しているジョン・G・アヴィルドセン。「ロッキー」シリーズでは『ロッキー5/最後のドラマ』を監督している。格闘技ものが多いJ.G・アヴィルドセン監督の格闘シーンの迫力は大したもの。S.スタローンの体づくりに始まってリアリティを追及する監督の要求は厳しく、拳闘の流れは入念に練りこまれたという。映画会社は脚本を持ち込んだS.スタローンに、ロッキー役を『ある愛の詩』『バリー・リンドン』のライアン・オニールや『脱出』のバート・レイノルズに譲るよう迫ったが、あくまで自らが演じることに拘ったという。そのため低予算で製作できるよう知恵を絞った。エイドリアン(T.シャイア)がロッキーにプレゼントする犬・バッカスは実生活でかわいがっていたS.スタローンの愛犬であった。ロッキーのいいところは彼が食っていくために不本意な取り立て屋を行っている賞金稼ぎボクサーのハングリーさである。当時俳優としてパッとしなかったS.スタローンの持つ雰囲気を持ち込むことができたと思う。無口なロッキーが気にかける内気なエイドリアンとのデートに始まる恋模様が拳闘のサイドストーリーとして花添える。誰しもが予想もしなかったフルラウンドを戦い抜いたロッキーへの賛辞の声をよそに、互いにロッキー、エイドリアンの名を交互に叫びあう姿が胸を打つ。彼らを取り持つエイドリアンの兄ポーリー(B.ヤング)やジムの経営者ミッキー(B.メレディス)というシリーズに欠かせない名キャラクターもいる。突然シンデレラボーイとなったロッキーにあやかりたいと協力を申し出るものの、手のひらを返したようにロッキーに近づくことに後ろめたさを持つ複雑な感情を見事に演じている。美術館前までのロードワークの時にかかるB.コンティの作ったテーマ曲♪Gonna Fly Now♪による高揚感は言うまでもない。勇気を与えてくれる映画である。腕立て伏せでも始めるかな。

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