昆虫大戦争

昆虫大戦争(1968/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 二本松嘉瑞
製作: 小角恒雄
原案: 天田欽元
脚本: 高久進
撮影: 平瀬静雄
美術: 芳野尹孝
編集: 寺田昭光
音楽: 菊池俊輔
特殊撮影: 川上景司
出演: 園井啓介/川津祐介/新藤恵美/瞳麗子/キャッシー・ホーラン/ロルフ・ジェッサー/市村俊幸/上田忠幸/チコ・ローランド/ハロルド・コンウェイ/青沼三郎/園江梨子

『宇宙大怪獣ギララ』の二本松嘉瑞監督。南雲生物博士(園井啓介)の依頼により南の島へ昆虫採集に来ていた秋山(川津祐介)。彼は妻のゆかり(新藤恵美)も連れてきて栄たが、放ったらかして島に住むアナベル(キャッシー・ホーラン)と情事を重ねていた。そんな中、水爆を搭載した米軍爆撃機が昆虫の大群に襲われ墜落。ゴードン中佐(ロルフ・ジェッサー)隊が水爆回収調査にやってくるが、墜落機に搭乗していた機長ら二人の変死体と気がおかしくなったチャーリー(チコ・ローランド)を発見する。第一発見者の秋山は拘束されるが脱走。脱走先はアナベルのところ。そこで秋山はアナベルが生物兵器の研究をしており、島に住む数人と共に東側の国のスパイだった。アナベルが繁殖させているのは人を狂い死にさせる猛毒を持った蜂。この時既に秋山の送った採集サンプルから南雲は解毒剤を開発していた。秋山が巻き込まれた窮地を救うべく島にやってきた南雲は恐ろしい蜂の実態を目の当たりにする。だが、南雲には解毒剤がある。その効果を自らの体を使った人体実験で実証。実験中に蜂の考えかと思う言葉を発する。「核で滅ぶ人間は勝手だが、巻き添えは御免だ。人間は殺す。」と。昆虫の意志ではあるが、昆虫の持つ殺傷能力を強めているのも人間である。人間はどこまでも愚かなものである。いよいよ殺人蜂が放たれた。アナベル始めスパイ達を餌食にする。自業自得。『逆境ナイン』で出てきたインパクト・ワードが頭に浮かぶ。どうしようもない男に見えた秋山が最後に妻であるゆかりを守り抜いて死んでいった。自らが盾、いや蓋となって蜂に刺されまくっていた。
殺人蜂の解毒剤も開発した南雲だけがこの後必要と彼のみ確保して島から脱出。残りの人間もろとも全てを水爆と共に吹き飛ばそうとするゴードンを、南雲は止められるのかと思いきや止められずに水爆は爆破。秋山に助けられ最後まで残ることが出来たと思ったゆかりも海上で被爆したであろう。絶望的なエンディングはロシア映画風演出。単なる昆虫パニック物にしないとの努力は感じるが、米軍兵や東側スパイの演出が安直であるのが残念だ。

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