抱擁

画像抱擁(2002/アメリカ)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: ニール・ラビュート
製作: バリー・レヴィンソン/ポーラ・ワインスタイン
製作総指揮: レン・アマト/デヴィッド・バロン
原作: A・S・バイアット
脚本: デヴィッド・ヘンリー・ホアン/ローラ・ジョーンズ/ニール・ラビュート
撮影: ジャン=イヴ・エスコフィエ
編集: クレア・シンプソン
音楽: ガブリエル・ヤーレ
出演: グウィネス・パルトロー/アーロン・エッカート/ジェレミー・ノーサム/ジェニファー・エール/トレヴァー・イヴ/トビー・スティーヴンス/アンナ・マッセイ/レナ・ヘディ/ホリー・エアード/トム・ホランダー

『ベティ・サイズモア』のN.ラビュート監督。『ベティ・サイズモア』で見せた冴えを、大人のロマンスを意識した本作に見せることは難しいかも知れない。だが、やはり角が取れて丸っこくなったことは否めない。本作は、英国ヴィクトリア朝時代の詩人2人の秘められた恋愛を一通の恋文から解き明かしていく中で、図らずも恋に落ちていく現代の研究者2人の恋愛を併行して描いていく物語。ランドルフ・ヘンリー・アッシュは(J.ノーサム)は著名なイギリス桂冠詩人である。家族のあるアッシュには明かすことの出来なかった女性詩人クリスタベル・ラモット(J.エール)との恋愛があったということを、現代の研究家ローランド(A.エッカート)が発見した一通の手紙をきっかけにラモットの研究家モード(G.パルトロー)と共に明らかとしていく。燃え上がるような恋愛の後に、アッシュとの間に子供を儲けてしまったラモットはそのことを明かすことが出来ずに育てていたという悲恋があったこと。だが、運命はラモットの思いを、アッシュに自分の娘との出会いを通して秘かに伝えるという幸せを容易していた。そんな男女の熱い思いを解き明かしていくローランドとモードにも恋が芽生えていくわけである。紳士、淑女であることが現代の二人には必要な条件であると見終わって感じる。そのため、ロンドンを舞台としてストーリーにおいてローランドをアメリカからやって来た男とする必要はなく、むしろ英国人であった方が良かったと思う。G.パルトローの持つ雰囲気はこの役にはぴったりで大人のラブロマンスを見事にこなせる女優だ。
と考えると、本作において監督に対し、上で書いたような角を出せと言うのはやはり酷な話だろう。
地下鉄のピカデリー駅を降りてちょっと歩くと劇中ではアッシュ展が開かれていた大英博物館がある。私が行った時にはアフリカ展とミイラ展の開催中であった。有名な展示物がこれでもかと展示されている。ナポレオン軍が発見したロゼッタストーンもガラス越しに見ることが出来た。入場料は無料で寄付制になっている。いくら寄付したかは内緒である。世界中の宝物を観ることが出来るのは凄いが、元々存在していた国の者からすると文化物を盗まれたような気がちょっとする。そんなことも懐かしく思い出された。

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