シュガー&スパイス 風味絶佳

シュガー&スパイス 風味絶佳(2006/日本)
評価(お奨め度)★★★★
監督: 中江功
製作: 亀山千広
プロデューサー: 臼井裕詞/甘木モリオ
プロデュース: 大多亮
企画: 大多亮
原作: 山田詠美『風味絶佳』(文藝春秋刊)
脚本: 水橋文美江
撮影: 津田豊滋
美術: 部谷京子
衣装デザイン: 西ゆり子
編集: 松尾浩
音楽: 吉俣良
主題歌: オアシス『LYLA』
ラインプロデューサー: 亀田裕子
照明: 川井稔
録音: 阿部茂
助監督: 権野元
出演: 柳楽優弥/沢尻エリカ/大泉洋/チェン・ボーリン/木村了/濱田岳/岩佐真悠子/サエコ/佐藤二朗/板倉俊之/光石研/奥貫薫/金田明夫/高岡蒼甫/夏木マリ/彦麻呂

『冷静と情熱のあいだ』の中江功監督。
風味絶佳とは大正時代に発売されて以来、長く日本人に愛されている森永ミルクキャラメルの黄色い箱に古い字体で書かれた“滋養豊富 風味絶佳”というキャッチフレーズ。このキャラメルは本作でキー・アイテムとなっている。ガソリンスタンドで働く主人公・志郎(柳楽優弥)が新しくバイトで入ってきた乃里子(沢尻エリカ)に恋をし、愛し合い、別れを味わうサッド・ストーリーながらピュアな初恋の後味のある映画。乃里子は元彼(高岡蒼甫)への思いを振り切り、志郎との愛を育んでいる筈だった。だが、元彼との再会に自分の本当の気持ちを認識し志郎との別れを決するのだった。初恋ストーリーとしてはありがちな話。だが、二人を見守るアメリカかぶれの志郎のグランマ(夏木マリ)が温かい雰囲気で包み込む。グランマに言わせると、男は優しさだけではダメ。スパイス的な強さが必要なのだ。彼女は昔の彼氏へ思い残している。彼の残した山頂より朝日の輝く富士ことダイヤモンド富士。グランマは未だにダイヤモンド富士を探し求めている。そんな話を聞く乃里子。実は元彼とダイヤモンド富士を見たことのある乃里子。こういったプロットも彼女に運命を再認識させるのだ。そんな彼らの思いはキャラメル味を感じさせる。そしてアメリカの田舎を感じさせるガソリンスタンド風景とアメリカ横田基地周辺福生の雰囲気とそんな町に立地するグランマが経営するアメリカ的なBAR。それらがシュガー&スパイスとなって初恋物語を味付ける。もちろん『誰も知らない』でカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥と『パッチギ!』で日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得した沢尻エリカの演技が上手い。バイト仲間にインパルスの板倉俊之、運送屋に彦麻呂等のお笑い芸人も出演しているのだが彼らを大きく包み込んでしまうような大きく余裕のある主演二人の演技だった。

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