007/ワールド・イズ・ノット・イナフ

画像007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999/アメリカ)
THE WORLD IS NOT ENOUGH
評価(お奨め度)★★★★
監督: マイケル・アプテッド
製作: マイケル・G・ウィルソン/バーバラ・ブロッコリ
脚本: ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ブルース・フィアスティン
撮影: エイドリアン・ビドル
音楽: デヴィッド・アーノルド
テーマ曲: モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)
出演: ピアース・ブロスナン/ソフィー・マルソー/ロバート・カーライル/デニース・リチャーズ/ロビー・コルトレーン/ジュディ・デンチ/デスモンド・リュウェリン/ジョン・クリーズ/マリア・グラツィア・クチノッタ/ゴールディー/セレナ・スコット・トーマス/サマンサ・ボンド/コリン・サーモン/クロード=オリヴィエ・ルドルフ

卓球から帰ってTVをつけるとやっていたのでついつい途中からであるが、またまた観てしまった。『アガサ/愛の失踪事件』『愛は霧のかなたに』『訴訟』『ネル』『エニグマ』『イナフ』のM.アプテッド監督が007シリーズを監督。サスペンスであったはずの『イナフ』 をスポ根物にしてしまう等M.アプテッド監督の最近の作品には昔の冴えが見えない。P.ブロスナンは彼こそボンドという貫禄が確立された。しかし、他のキャラクターには満足できない。ボンドガール(悪)・エレクトラを演じるにはS.マルソーは可愛すぎる。エレクトラ所有パイプラインにより石油世界を牛耳ろうなどと企む程の凄みを持つには至らない。処刑椅子でボンドを殺そうとするも甘さの残るプレイにしか映らない。最後にはなんとボンドに撃ち殺されるのであるが、悪女の凄みが無いためにちょっとかわいそうに思えてしまう。ボンドガール(善)・クリスマス・ジョーンズ(D.リチャーズ)は自己紹介こそ「ジョーンズ、クリスマス・ジョーンズ」なんてボンド流に決めて見せるが、核兵器の博士という設定であるのに知性的な部分が見えてこない。それはタンクトップに短パンという姿だけの問題ではない。『007/ゴールデンアイ』のボンドガール(I.スコルプコ)のコンピューターグラマーの方がまだ賢そうに見えた。テロリスト・レナード(R.カ-ライル)は銃弾を頭に食らっている男としてホログラフでかっこよく登場したが、感覚麻痺した凶悪犯罪者という設定なのに、エレクトラに対する執拗な愛情を見せるような、えらいみみっちい悪役になってしまった。味方のM(J.デンチ)は個人的な感情で動き、囚われの身に。女宰相のようなデンチには似合わない行動である。それでも見どこはオープニングで見られる、初めてじゃないかのMI6本部襲撃、テムズ川でのジェットボートチェイス。ボート・アクションは迫力があった。テムズ川では国会議事堂等をバックに派手な撮影を行っている。テムズ川周辺は観光スポットになっている。写真はロンドンに行った時にロンドン・アイという大型観覧車に乗って上からテムズ川を撮ったもの。またボンドカーは『007/ゴールデンアイ』以来3作目となるBMW。なんと熱感知ミサイル搭載のカッチョイイ車。ヘリを一機打ち落とすがもう一機のヘリ搭載カッターで真っ二つにされる。Q役ことD.リュウェリンはこれが遺作となってしまった。ボンドに「逃げ道を用意しておくこと」と言い残して去っていく姿が実に寂しい。
タイトルのワールド・イズ・ノット・イナフとはエレクトラがボンドに対し、もし自分の側についていたら「I chould have given you the world.」と言った時にボンドの「The world is not enough.」と切り返すこのセリフから来ている。さすが007、かっこいいセリフを残していく。
1999年ラジー賞ワースト助演女優賞をD.リチャーズが受賞している。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック