佐賀のがばいばあちゃん

佐賀のがばいばあちゃん(2006/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 倉内均
プロデューサー: 伊藤伴雄/竹本克明
企画: 江原立太
原作: 島田洋七『佐賀のがばいばあちゃん』(徳間文庫刊)
脚本: 山元清多/島田洋七
撮影: 三好保彦
美術: 内藤政市
編集: 阿部亙英
音楽: 坂田晃一
エンディング曲: RYOEI「ばあちゃん」
CGI: 坂美佐子
照明: 石田厚
録音: 森英司
助監督: 小島正道
出演: 吉行和子/浅田美代子/鈴木祐真/池田晃信/池田壮磨/穂積ぺぺ/吉守京太/石川あずみ/緒形拳/三宅裕司/島田紳助/島田洋八/山本太郎/工藤夕貴

『冬物語』の倉内均監督。B&Bの島田洋七の自伝ベストセラーを映画化。島田紳助が漫才仲間として出演。がばいばあちゃんに「2千円ぐらいのスパイクを1万円で売ってくれろ」とせがまれるスポーツ店主を演じていた。だが、紳助より島田洋七の相方・島田洋八を出してやってくれと思う。紳助の演技が大して上手かったわけでもないので島田洋八が出たとしたって悪くないと思う。一緒に漫才をやった相方が出してもらえないのは寂しい。
頼もしくも面白いがばいばあちゃんは洋七のほんとのばあちゃんであるが、TVドラマでは泉ピン子が演じていた。ごつく迫力はあるが、本作のばあちゃん役・吉行和子の方が品がある。実際は泉ピン子の方に近いと想像する。
ほんとに凄い、いやがばいばあちゃんである。明広(池田晃信)が「腹減った」と言うと、「気のせいや」と切り返す。孫の明広を娘(工藤夕貴)から預かることになるが、自分の生活は変えることない。もちろん貧乏なのだからいいかっこしようにも出来ないのだろうが、ねこ可愛がりはしない。このがばいばあちゃん語録にはいっぱいいい台詞がある。「死ぬまで夢を持て。その夢が叶わなくても所詮夢だから」。この言葉は「貧乏には二通りあると。暗い貧乏と明るい貧乏。うちは明るい貧乏やけんよかと」に繋がる。明るくくよくよせんと夢を持って生きるんだといっている。磁石を引きずって鉄くずを集めて多少の金に換える。川に流れてくるものをせき止め利用する。「川はうちん家のスーパーマーケットばい」といって感謝する。そして「ケチはいかん、ばってん節約は天才ばい」。人生を楽しんでいる。このばあちゃんに育てられた明広はおおらかに育つ。確かに貧乏ではあるが明広にとっては、がばいばあちゃんがなによりの財産であった。ばあちゃんだけではない。ばあちゃんが言ったように「人に気付かれんようにやるのが本当の優しさ」のまま、優しい先生に見守られていた。運動会に親に来てもらえない明広は毎年教室で一人で食べる。梅干だけの寂しい弁当と用意してきた豪勢な弁当をお腹ガ痛くなったから交換してくれと言ってくる先生達がいた。それに、分からないように豆腐に穴を開けて半額にして売ってくれる豆腐屋のおじさん(緒形拳)。本当の優しさを見せてくれる。
この映画では、おじさんになった明広(三宅裕司)が子供時代を思い出し、がばいばあちゃんと暮した時代に舞台が移る。時々そのおじさん明広が子供時代に現れる。自分の妄想なので自由だが、作品としてはおじさん明広を登場させる必要はなかった思う。

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