椿山課長の七日間

椿山課長の七日間(2006/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 河野圭太
製作総指揮: 若杉正明
原作: 浅田次郎『椿山課長の七日間』(朝日新聞社刊)
脚本: 川口晴
撮影: 川越一成
美術: 瀬下幸治
編集: 田口拓也
音楽: 服部隆之
主題歌: コブクロ『あなたへと続く道』
照明: 花岡正光
録音: 郡弘道
出演: 西田敏行/伊東美咲/成宮寛貴/和久井映見/市毛良枝/桂小金治/須賀健太/志田未来/渡辺典子/沢村一樹/綿引勝彦/伊藤大翔/松田悟志/青木崇高/西尾まり/茅島成美/藤村俊二/余貴美子/國村隼

『子ぎつねヘレン』の河野圭太が『鉄道員(ぽっぽや)』『天国までの百マイル』『壬生義士伝』『地下鉄(メトロ)に乗って』『オリヲン座からの招待状』『憑神(つきがみ)』等映画化率の高い原作者・浅田次郎の同名ベストセラーを監督。話はよみがえりもの。気になっていた映画がTV放映され、HDD録画をようやく鑑賞できた。仕事中に脳溢血で突然死した椿山課長(西田敏行)は天国と地獄の中間地点・中陰役所でマヤ(和久井映見)に死後(今後)の説明を受ける。そして自分の死に納得がいかず、且つ戻るに足る事情があると判断された者は現世に逆送出来るという。期間は最大初七日まで。椿山課長は逆送希望し、マヤから重大な事実を知らせれていなかったとして逆送許可を言い渡される。他に逆送を許された者は2人。実の両親に会いたがっている少年・雄一(伊藤大翔)とヤクザの武田親分(綿引勝彦)だった。少年の逆送には付き添いが必要として椿山課長がその役を引き受ける。それぞれの役目を果たすため現世に戻ったもののその姿は前世とは似つかぬ姿。椿山は伊東美咲演じる椿となる。武田はヘアスタイリスト(成宮寛貴)の姿を借りる。御霊と姿のギャップが面白く、これは視覚表現できる映画の方が小説より楽しめるのではないかと思う。
椿山が知らされる事実が次々に明かされる展開が面白い。ボケていると思っていた父親(桂小金治)が、家族のことを思ってボケたふりをして施設に入ったこと。だが、衝撃的事実はまだだという。次には妻(渡辺典子)が部下(沢村一樹)と不倫関係にあったという事実。まだある。しかし、打ちのめされる逆送にしないのが浅田次郎のファンタジー。椿山と同期入社の知子(余貴美子)が自分を本当に愛してくれていたことを知らされるのだ。二人の間で愛を確認して終われるのである。逆送された3人の絡みが上手く出来ている。雄一の両親探しを通して椿山は息子(須賀健太)と触れ合うことが出来、雄一の産みの親は武田の弟分市川組長(國村隼)夫婦(市毛良枝)だったということ。登場人物があったかく繋がってあの世へ戻っていく。万事万歳。と私の中ではならない。というのは逆送のルールの中に正体の暴露があった。だが子分達にはヘアスタイリストが武田だと分かったはずだし、市川夫婦も雄一が仮の女の子姿(志田未来)を借りているのだと完全に分かっていた。知子は椿山が借りた椿の姿が消滅するを見送っていた。みんなバレてるではないか。頭の固い私にはちょっと納得がいかない。

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  • 『椿山課長の七日間』'06・日

    Excerpt: あらすじ椿山課長(西田敏行)は、勤務先のデパートで脳溢血のために突然死してしまう。しかし、現世に未練を残し死んでも死にきれない椿山は3日間だけ現世に戻ることを許してもらう。あの世からこの世に舞い戻った.. Weblog: 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ racked: 2007-11-11 23:07