深呼吸の必要

深呼吸の必要(2004/日本)
評価(お奨め度)★★★★
監督: 篠原哲雄
製作: 坂上直行/久松猛朗/川城和実/安田匡裕
プロデューサー: 千野毅彦/古川一博/森谷晁育/加藤悦弘
エグゼクティブプロデューサー: 遠谷信幸/高野力/黒坂修/熊田忠雄
企画: 小滝祥平/岡田惠和
脚本: 長谷川康夫
撮影: 柴主高秀
美術: 都築雄二/浅野誠
編集: 奥原好幸
音楽: 小林武史
主題歌: My Little Lover「深呼吸の必要」
照明: 長田達也
制作担当: 白石治
録音: 白取貢
助監督: 中西健二
出演: 香里奈/谷原章介/成宮寛貴/金子さやか/久遠さやか/長澤まさみ/大森南朋/北村三郎/吉田妙子

『月とキャベツ』『命』『天国の本屋~恋火』『地下鉄(メトロ)に乗って』の篠原哲雄監督。沖縄に今ものこるサトウキビ刈りのアルバイト。沖縄離島の“キビ刈り隊”の募集に集まった若者たちの35日間を描く。週休1日、朝7時起床、出発8時の現地到着から夕方6時までの労働。日給5千円である。黙々と刈り続け7万本が目標だという大変な労働だ。キビから伸びた葉を削ぎ落とすつくろいという作業の後、小頭部を切り落としキビを根元から刈り取る。この作業を延々繰り返す。サトウキビ畑は遥か向こうまで続いている途方もない仕事。だが、集まった5人は最初バラバラで、作業を指示するアルバイト常連の豊(大森南朋)とも折が合わない。自然に身を任せるように離島に長期間バイトにやってくる若者にはそれぞれ抱える問題がある。それは人には言いたくないこと。だが、一部屋で共同生活をしているとなんとなくお互いが分かってくる。痛みを知る者どうし気遣う心も持っている。次第に一つになって無理と思われていたノルマを協力して達成しようと頑張るようになる。1日3トンしか刈れなかった彼らが7トン以上収穫を上げるようになったのだ。野球に挫折した甲子園のヒーロー大輔(成宮寛貴)を囲んでキャッチボールをするに至る若者達の変化が心地よい。サトウキビ農家には製糖工場との契約があり、契約が守れないと大変なことになる。だが、作業が進まなくても、問題に直面しても若者達に当たることも泣く、人良く振舞う平良のおじぃ(北村三郎)とおばぁ(吉田妙子)が温かくて素敵だ。「なんくるないさ」である。これ程濃厚な人との触れ合いがうらやましく“キビ刈り隊”に応募したくなる。長期休暇制度が日本で定着してくれないだろうか。

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