北北西に進路を取れ

北北西に進路を取れ(1959/アメリカ)
NORTH BY NORTHWEST
評価(お奨め度)★★★★★
監督: アルフレッド・ヒッチコック
製作: アルフレッド・ヒッチコック
脚本: アーネスト・レーマン
撮影: ロバート・バークス
音楽: バーナード・ハーマン
タイトルデザイン: ソウル・バス
出演: ケイリー・グラント/エヴァ・マリー・セイント/ジェームズ・メイソン/ジェシー・ロイス・ランディス/マーティン・ランドー/レオ・G・キャロル/エドワード・ビンズ/ロバート・エレンスタイン

原島一男「味わいシネマガイド」によると、原題のNORTH BY NORTHWESTは、シェイクスピア「ハムレット」の中の台詞「ハムレットの狂気は、北北西の風の時に限る」に由来するという。政府機密を盗もうとするスパイ組織とそれを阻止しようとする米国情報局CIAの争いに巻き込まれたロジャー・ソーンヒルの物語。A.ヒッチコック監督映画の『泥棒成金』『汚名』『断崖』に出演のC.グラントがこの主人公を演じる。同じく監督の『見知らぬ乗客』『パラダイン夫人の恋』『断崖』『レベッカ』のL.G・キャロルや『泥棒成金』のJ.R.ランディス等がキャスティングされた本作はニューヨークを舞台として始る。お決まりのヒッチコック登場は映画の出だし、バスに乗り遅れる男の役で見られる。トラブルに巻き込まれたソーンヒルは列車とバスによる移動を余儀なくされ、サウスダコタ州キーストーンに所在し、アメリカ合衆国の成立、発展、開発を記念するジョージ・ワシントン, トーマス・ジェファーソン, セオドア・ルーズベルト, エイブラハム・リンカーンの4人の大統領の胸像が彫られたラシュモア山までに至る。この崖でのチェイスが最大の見せ場だ。道程はどっちかと言うと西北西ではないかと思うがよしとしよう。このスリリングなストーリー、当初ソーンヒルには『裏窓』『知りすぎていた男』『めまい』のジェームズ・スチュアート、ヒロインのイブにはシド・シャリーズが予定されたが、C.グラント、『波止場』のE.M.セイントがそれぞれ役を射とめる。特にE.M.セイントはヒッチコックが強く押したという。
『M:i:Ⅲ』のJ.J.エイブラムス監督が、映画の中“ラビットフット”は、本作のマクガフィンと同じようなもの。悪が欲しがるこれらについては何も説明がないが、物語はきちっと機能していると言っていた。それを確認したいがため、DVDを再鑑賞した。本作の場合、マクガフィンはある秘密の情報であり、ソーンヒルは、その秘密を知るカプランという男と間違えられ、命を狙われる。ソーンヒルは捕まることを嫌がり真相を知るため冒険する。結局わかったのはカプランが存在しないということだけ。犯人であるヴァンダム(J.メイソン)が何をどうしようとしていたのかは明かされない。典型的なマクガフィンと言われている。

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