007/ダイ・アナザー・デイ
007/ダイ・アナザー・デイ(2002/アメリカ/イギリス)
DIE ANOTHER DAY
評価(お奨め度)★★★★☆
監督: リー・タマホリ
製作: バーバラ・ブロッコリ/マイケル・G・ウィルソン
原作: イアン・フレミング
脚本: ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド
撮影: デヴィッド・タッターサル
音楽: デヴィッド・アーノルド
テーマ曲: モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)
主題歌: マドンナ「ダイ・アナザー・デイ」
出演: ピアース・ブロスナン/ハリー・ベリー/トビー・スティーヴンス/ロザムンド・パイク/リック・ユーン/ジュディ・デンチ/ジョン・クリーズ/マイケル・マドセン/ウィル・ユン・リー/ケネス・ツァン/エミリオ・エチェバリア/コリン・サーモン/サマンサ・ボンド/マドンナ(カメオ出演)
『狼たちの街』『スパイダー』のL.タマホリが監督するシリーズ第20作目にしてジェームズ・ボンド(P.ブロスナン)が捕虜に。タイトルバック前のストーリーとしては1,2を争う悪い出来だと思う。テロリストとして西側が捕らえていたムーン大佐(W.Y.リー)の腹心ザオ(R.ユーン)との交換により14ヶ月もの捕虜生活から解き放たれる。スパイとしての威厳が失われたような気がする。凄腕のスパイのあるべき姿ではない。自白剤など薬剤によって自白が簡単に強要出来る時代に捕虜となるスパイヒーローはあり得ない。善玉ボンドガール、ジンクス(H.ベリー)も悪玉ボンドガール、ミランダ(R.バイク)もビューティであるが、歴代求められてきたワイルドさに欠ける。特にミランダの方に要求される荒々しさがないのだ。MI6の諜報員ながら裏切り者であったと終盤に判る設定のため、ある程度は仕方がないのかもしれないが・・。悪役グスタフ(T.スティーヴンス)は結構良かった。ダイヤモンド産地を偽るいかさま事業で巨額の富を持つグスタフは、衛星イカルスの強大な武力による世界的陰謀を謀り、自らの遺伝子を書き換えた後遺症で眠ることがないというサイコ度抜群のキャラだ。一方、ザオが乗るジャガーと氷上チェイスシーンを繰り広げるボンドカー、アストン・マーチンは素敵だ。BMWからの返り咲きに心躍る。今作からのニューQ(J.クリーズ)は結構いい感じ。発明の方はというと、アストン・マーチンをインビジブルにしてしまう、ちょっとやり過ぎな改良。遊び感覚は大事にしたのだろうが、テクノロジーの域を超えてしまっている。他にもやり過ぎはある。マネーペニー(S.ボンド)のバーチャルシステムでのプレイだ。ボンドとのラブシーンを一人勝手にバーチャルプレイするのはよして欲しかった。マティーニネタもあるにはあるが、作り方なんてどうでもいい感じになってきた。シェイクに拘ってはいるようだが・・。一方、ブロスナン・ボンドの走る格好はますます『ターミネーター2』のT-1000に似てきました。カメオ出演のマドンナが主題歌♪ダイ・アナザー・デイ♪を歌う。主題歌の流れるタイトルバックに本編に関わるシーンをカットバックで挿入するというという試みもあったが、捕虜となった間の拷問シーンでは、007が捕虜という設定を認めたくないだけに、私にとっては効果はなし。
劇場鑑賞し、DVDも持っていながらTV放映を観てしまう。私は病気だ。
DIE ANOTHER DAY
評価(お奨め度)★★★★☆
監督: リー・タマホリ
製作: バーバラ・ブロッコリ/マイケル・G・ウィルソン
原作: イアン・フレミング
脚本: ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド
撮影: デヴィッド・タッターサル
音楽: デヴィッド・アーノルド
テーマ曲: モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)
主題歌: マドンナ「ダイ・アナザー・デイ」
出演: ピアース・ブロスナン/ハリー・ベリー/トビー・スティーヴンス/ロザムンド・パイク/リック・ユーン/ジュディ・デンチ/ジョン・クリーズ/マイケル・マドセン/ウィル・ユン・リー/ケネス・ツァン/エミリオ・エチェバリア/コリン・サーモン/サマンサ・ボンド/マドンナ(カメオ出演)
『狼たちの街』『スパイダー』のL.タマホリが監督するシリーズ第20作目にしてジェームズ・ボンド(P.ブロスナン)が捕虜に。タイトルバック前のストーリーとしては1,2を争う悪い出来だと思う。テロリストとして西側が捕らえていたムーン大佐(W.Y.リー)の腹心ザオ(R.ユーン)との交換により14ヶ月もの捕虜生活から解き放たれる。スパイとしての威厳が失われたような気がする。凄腕のスパイのあるべき姿ではない。自白剤など薬剤によって自白が簡単に強要出来る時代に捕虜となるスパイヒーローはあり得ない。善玉ボンドガール、ジンクス(H.ベリー)も悪玉ボンドガール、ミランダ(R.バイク)もビューティであるが、歴代求められてきたワイルドさに欠ける。特にミランダの方に要求される荒々しさがないのだ。MI6の諜報員ながら裏切り者であったと終盤に判る設定のため、ある程度は仕方がないのかもしれないが・・。悪役グスタフ(T.スティーヴンス)は結構良かった。ダイヤモンド産地を偽るいかさま事業で巨額の富を持つグスタフは、衛星イカルスの強大な武力による世界的陰謀を謀り、自らの遺伝子を書き換えた後遺症で眠ることがないというサイコ度抜群のキャラだ。一方、ザオが乗るジャガーと氷上チェイスシーンを繰り広げるボンドカー、アストン・マーチンは素敵だ。BMWからの返り咲きに心躍る。今作からのニューQ(J.クリーズ)は結構いい感じ。発明の方はというと、アストン・マーチンをインビジブルにしてしまう、ちょっとやり過ぎな改良。遊び感覚は大事にしたのだろうが、テクノロジーの域を超えてしまっている。他にもやり過ぎはある。マネーペニー(S.ボンド)のバーチャルシステムでのプレイだ。ボンドとのラブシーンを一人勝手にバーチャルプレイするのはよして欲しかった。マティーニネタもあるにはあるが、作り方なんてどうでもいい感じになってきた。シェイクに拘ってはいるようだが・・。一方、ブロスナン・ボンドの走る格好はますます『ターミネーター2』のT-1000に似てきました。カメオ出演のマドンナが主題歌♪ダイ・アナザー・デイ♪を歌う。主題歌の流れるタイトルバックに本編に関わるシーンをカットバックで挿入するというという試みもあったが、捕虜となった間の拷問シーンでは、007が捕虜という設定を認めたくないだけに、私にとっては効果はなし。
劇場鑑賞し、DVDも持っていながらTV放映を観てしまう。私は病気だ。
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