イノセンス

イノセンス(2004/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 押井守
演出: 西久保利彦/楠美直子
プロデューサー: 石川光久/鈴木敏夫
原作: 士郎正宗
脚本: 押井守
美術監督: 平田秀一
音楽: 川井憲次
キャラクターデザイン: 沖浦啓之
デジタルエフェクトスーパーバイザー: 林弘幸
ビジュアルエフェクト: 江面久
プロダクションデザイナー: 種田陽平
メカニックデザイン: 竹内敦志
ラインプロデューサー: 三本隆二/西沢正智
レイアウト: 渡部隆
音響監督: 若林和弘
作画監督: 黄瀬和哉/西尾鉄也
声の出演: 大塚明夫/田中敦子/山寺宏一/大木民夫/仲野裕/榊原良子/武藤寿美/竹中直人

『機動警察パトレイバー THE MOVIE』『機動警察パトレイバー2 the Movie』『うる星やつら オンリー・ユー』の押井守監督の『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』で描いた人が電脳化された世界を主人公のバトー(大塚明夫)を通して哲学的に描いたSFアニメ。NHK・BSでやっていた押井守監督特集の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『Avalon アヴァロン』に続く3つ目、本作をようやく見ることが出来た。
人間ガ機械化され、残されているのは脳だけでサイボーグとなった状態。そして頭脳はネットワークに接続された状態、電脳化されているのである。政府機関・公安九課の刑事であるバトーは少女型ロボット(人形とも呼んでいる。)の暴走による所有者殺害事件の真相を相棒のトグサ(山寺宏一)と追う。だが、電脳化社会では、バトーの脳をハッキングし、妨害することも出来るのだ。凄い社会である。人は何故人形を作るのか。ただ、単にロボット暴走を企てた犯人を追ってくれればいいのに、先の命題を掲げ、操作途中で行われる会話も、脳が接続しているネットワーク検索により難しい言葉で語られるためにやけに難しく哲学的だ。捜査はロボット・メーカーが送り込んだキム(竹中直人)に行き着く。キムのいる館につくと繰り返される同じような場面。映画『ラン・ローラ・ラン』のように一部が少し変わって繰り返される館内の場面はバトーとキムの電脳合戦だったらしい。バトーはキムの騙しに打ち勝つのだが、バトーを助けたのがネットワークのどっかしらからやって来た草薙素子(田中敦子)。バトーは彼女を守護天使と呼んでいる。バトーを妨害しているのはロボット・メーカーだったようだが証拠が無いため、メーカーに乗り込む。そこでは生身の少女が連れ込まれ、彼女達の脳をロボットへダビングしていたのだ。それを嫌がる少女とロボット出荷官の内部からの抵抗だった。だが、バトーはロボットや他の人間が犠牲になることを考えなかったのかと少女を一喝!犠牲者である少女に対してとしてはあんまりである。
メーカー侵入によりロボットに襲われるバトーはまたまたロボットに乗り移った素子に助けられていた。実は『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を観たことがないので、バトーと素子の関係は知らない。ただ、BS放送では映画本編終了後、映画を語るコーナーがあって、岡田斗司夫氏がバトーは素子を追っかけている寅さんのようなもの。“バトーはつらいよ“だそうだ。だから、素子はバトーの元を去って行く。
やたらめったら難しい作品だ。電脳化社会という発想は面白いと思う。それだけにこれだけ難解にする必要があったのだろうか。ただ、これを理解するには『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を観ないといけないようだ。早急にレンタルしてこよう。

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