風林火山

画像風林火山(1969/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 稲垣浩
製作: 田中友幸/稲垣浩
原作: 井上靖「風林火山」
脚本: 橋本忍/国弘威雄
撮影: 山田一夫
美術: 植田寛
編集: 相良久
音楽: 佐藤勝
殺陣: 久世竜
出演: 三船敏郎/佐久間良子/大空真弓/中村錦之助/中村勘九郎/中村翫右衛門/中村賀津雄/田村正和/志村喬/香川良介/中谷一郎/清水将夫/久保明/土屋嘉男/嵯川哲朗/堺左千夫/向井淳一郎/村田吉次郎/山崎竜之介/中村梅之助/緒形拳/久我美子/高瀬一樹/寺田広巳/南原宏治/平田昭彦/東郷晴子/ 沢井桂子/春川ますみ/月形龍之介/富田仲次郎/戸上城太郎/石原裕次郎

現在放映中のNHK大河ドラマ「風林火山」で描いている姑息な知恵者・山本勘助、気丈な由布姫、勘助の良き理解者・板垣信方等人物描写が殆ど同じである。それもそのはず原作は共に井上靖の「風林火山」。諸国を巡歴し知恵を身につけた勘助(三船敏郎)は武田に仕官する。自由に仕官先を求め歩いた勘助は結局武田晴信(中村錦之助)に仕えるわけだが、もう少し武田に惹かれた理由のような部分をコテコテに描いて欲しかった。井上靖は由布姫(佐久間良子)の人生をドラマチックに描写する。諏訪家が滅ぼされた時に自害して果てるのが慣わしともいえる時に生きることに執着する。その結果父・諏訪頼茂(平田昭彦)を殺された仇とも言える晴信の側室になることになる。晴信の首を寝取る覚悟もあっただろう由布姫は勝頼を授かり、以後は息子のための人生である。勝頼(中村勘九郎)のためには武田は強大になる必要が出てくる。美しい姫と言われていた由布姫の子とはいえ、武田家四男。上には正室・三条の方(久我美子)を母とする義信(高瀬一樹)、海野信親(目が悪く早くに仏門へ)、信之がいた。余程のご寵愛である。擁護者として勘助や板垣信方(中村翫右衛門)が本作では描かれていたが、二人は既に討ち死にしているので、この後どういった武将達が勝頼擁立に回ったのか気になるところだ。後に信玄が勝頼に「何かあったら頼れ」と名をあげたという川中島の好敵手・上杉謙信になんと石原裕次郎(台詞は無いのだが・・)が扮している。その他にも緒形拳が勘助の位置の家来を演じるという豪華キャスト。天下を臨む勘助の壮大な夢と半ばで討ち死にする無常を描いている。映画はここで終わり。この後勝頼の代で、武田家は無情にも滅亡を迎える。勘助の夢は夢で終わる。

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