ティアーズ・オブ・ザ・サン

ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003/アメリカ)
TEARS OF THE SUN
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: アントワーン・フークア
製作: イアン・ブライス/マイク・ロベル/アーノルド・リフキン
製作総指揮: ジョー・ロス
脚本: アレックス・ラスカー/パトリック・シリロ
撮影: マウロ・フィオーレ
編集: コンラッド・バフ
音楽: ハンス・ジマー/リサ・ジェラード
 出演: ブルース・ウィリス/モニカ・ベルッチ/コール・ハウザー/イーモン・ウォーカー/ジョニー・メスナー/ニック・チンランド/チャールズ・イングラム/ポール・フランシス/トム・スケリット/マリック・ボーウェンズ/ピーター・メンサー

またまたTV放映による再鑑賞。最初の劇場鑑賞の際のコメントを記載する。『マトリックス リローデッド』のM.ベルッチが演じるケンドリックス女医が難民治療に奉仕するは内戦下のナイジェリア。大統領一家を殺した反乱軍が殺戮を行う中、危険地帯からのケンドリックス救出を命じられるウォーターズ(B.ウィリス)部隊。特殊訓練をクリアーしたSEALにとっては簡単なミッションのはずだった。罪の無い村人が無惨に虐殺されるを目のあたりにする。ケンドリックスの自分だけ逃げることは出来ない、彼らを置いてはいけないと訴える彼女の目に強い意志を感じる。セリフとして語らずともそれは伝わってくる。ウォーターズ大尉も我々観客同様心を動かされ、人としての善なる行いに従ってしまう。しかし、内政干渉であるとして軍の協力が出来ないとするロード大佐(T.スケリット)。この命令違反は本当に善行であるのか?彼にはレッド(C.ハウザー)を始めとする優秀な部下の安全が第一ではないのか?ミッションではない個人感情で部下を危険にさらしていいわけはない。確かにスロー(N.チンランド)らに自分について来てくれるか尋ねるシーンがある。しかし、ジャングル奥深く取り残されてから訊かれてもなあという思いもある。選択できる段階での気持ちを訊いて欲しかった。それでも“善なる人々が行動を怠れば、必ず悪は勝利する”という言葉は響きかけた。なのに、カメルーン国境ぎわまでたどり着くも尊い部下を失い、もはや全滅という時、原子力空母トルーマンからF戦闘機を発艦、敵反乱軍を一掃という安直なやり方はいけない。内政干渉という現代の問題に最終的に背を向けたのではウォーターズ一隊の行動の尊厳が薄くなる。一掃したのは敵だけでなく、部下を失いながら積み上げてきた善なるものである。ロード大佐にはミッションの重みを貫く人間でいてもらわなければならない。T.スケリットが『トップガン』で演じたヴァイパー教官のように結局は感情に流される上官となってしまう。『リプレイスメント・キラー』でデビュー、続く『トレ-ニング・デイ』では重みのある社会派映画を撮ったA.フークア監督ではあったが、結局娯楽映画としてしまった。

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