天国の口、終りの楽園。

天国の口、終りの楽園。(2001/メキシコ)
Y TU MAMA TAMBIEN
評価(お奨め度)★★★★
監督: アルフォンソ・キュアロン
製作: アルフォンソ・キュアロン/ホルヘ・ベルガラ
製作総指揮: デヴィッド・リンド/エイミー・カウフマン/セルヒオ・アゲーロ
脚本: アルフォンソ・キュアロン/カルロス・キュアロン
撮影: エマニュエル・ルベツキ
出演: ガエル・ガルシア・ベルナル/ディエゴ・ルナ/マリベル・ヴェルドゥ/フアン・カルロス・レモリーナ/アナ・ロペス・メルカード/マリア・アウラ

『リトル・プリンセス』『大いなる遺産』『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のA.キュアロン監督。メキシコ映画なんて初めてかと思うが、まず、開始早々の2組のセックスシーンにインパクトあり。これは凄い映画である予感がしたが、17歳の幼なじみであるフリオ(G.G.ベルナル)とテノッチ(D.ルナ)の頭にはセックスのことしかない。そんな彼らは体験出来ることを期待して、ありもしない“天国の口”というビーチをでっち上げ、誘った人妻ルイサ(M.ヴェルドゥ)を誘う。夫の浮気に失意の彼女は彼らの誘いに乗ってビーチを誘いに行くロードムービー。彼ら二人にはそれぞれヨーロッパ旅行中の彼女がいるが、それぞれが互いの彼女と関係してたという呆れた事実が分かり、友情が崩れるという話。やけになっているルイサを含めて最後には3Pに至るという映画。日本で劇場公開されているアート系映画に違わず、受賞暦は凄い。2001年ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)(D.ルナ、G.G.ベルナル)、脚本賞(A.キュアロン、C.キュアロン)、2002年全米批評家協会賞、NY批評家協会賞、LA批評家協会賞、放送映画批評家協会賞等の外国語映画賞を受賞している。
セックスシーンを強烈に印象づければ、それだけの映画であるが、映画ラストでルイサはガンに冒されていて彼らと別れてから1ヵ月後に亡くなっていたことが判明する。若い二人にとってはギラギラした夏の旅だったのだが、ルイサにとっては人生最後の思いで臨んだ旅だったのだ。出まかせだった“天国の口”という名のビーチは存在し、彼らはたどり着く事が出来た。旅先に留まることにしたルイサにはこのビーチはどんな風に感じたのだろう。まさに終わりの楽園だったのだろうか。

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