スパイダーマン

スパイダーマン(2002/アメリカ)
SPIDER-MAN
評価(お奨め度)★★★★
監督: サム・ライミ
製作: イアン・ブライス/ローラ・ジスキン
製作総指揮: アヴィ・アラッド/スタン・リー
原作: スタン・リー/スティーヴ・ディッコ
脚本: デヴィッド・コープ
撮影: ドン・バージェス
プロダクションデザイン: ニール・スピサック
音楽: ダニー・エルフマン
タイトルデザイン: カイル・クーパー
出演: トビー・マグワイア/ウィレム・デフォー/キルステン・ダンスト/ジェームズ・フランコ/J・K・シモンズ/クリフ・ロバートソン/ローズマリー・ハリス/ランディ・ポッフォ/ジョー・マンガニエロ/マイケル・パパジョン/テッド・ライミ/ブルース・キャンベル/スタン・リー/エリザベス・バンクス

『死霊のはらわた』のヒットで認められるや以後、『死霊のはらわたII』『 ダークマン』『クイック&デッド』『シンプル・プラン』『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』『ギフト』を監督するS.ライミ。本作以降シリーズを監督し、現在『スパイダーマン3』が公開中。S.ライミ監督ならではのヒーローの内面描写。ヒロインMJ()に心を寄せながらも積極的になれない晩熟のピーター・パーカー(T.マグワイア)を等身大に描く。また、原作コミックではスパイダー能力はピーターの身体能力として備わっていない。だが、映画では蜘蛛に噛まれたことにより糸を分泌できる体に変異し、グッズ無しでも蜘蛛的な動きをすることが出来る。壁や天井に張り付くことが出来るのは、手に蜘蛛のような毛が生えてきたからである。松本人志は「シネマ坊主」で、アメコミはコスチューム・プレイをやっているだけで日本の仮面ライダー等のように変身するのではないと言っている。確かにそのようなところはあると否めないが、僕はS.ライミが原作から日本のヒーローの持つ要素に近づけたと思っている。映画のピーターは自分の身体能力で壁にも貼り付けるし、糸も分泌する。しかし、人と違うことを簡単にさらけ出すわけにはいかない。寂しいことだが異端視差別というのは人間社会にあるものなのだ。コスプレして初めて能力を発揮できる。いわゆる変身だと思う。『スーパーマン』も同じである。ただ、眼鏡をかけるかかけないかの変装は危険すぎるが・・・。
みずしな孝之は「ミズシネマ」で高層ビルを平成のターザンのように縦横無尽に飛び回るCGこそがこの映画の醍醐味だと書いている。ニューヨークのコンクリートジャングルはこれにふさわしいと。またニューヨークに住む等身大のキャラクターは好感が持てるものの黒田硫黄は「映画に毛が3本!」で、クラスじゃちょっとかわいいけど、女優になりたいのになれないという、まんまのヒロイン・MJ(K.ダンスト)じゃないかともっとかわいい子を期待していたように書いていた。そうも思ったりするが、オタクのピーターがもじもじ憧れるヒロインは目立ってかわいくないほうがいいと思う。ヒロインに求めるこのような要素についても『スーパーマン』のロイス・レイン(マーゴット・キダー)と同じである。
スパイダーマンとMJのキスシーンがある。スパイダーマンが上からぶら下がっている状態でマスクを半分だけおろしてキスをする。夢があり、セクシーなシーンである。雨に濡れながらしっとりと。中谷彰宏「映画を観ながら成功する方法」で、このシーンを受けて、“才能は全部出さずに半出しにしておこう”と書いていた。全力投球するなと言っているのではなく、一歩引く余裕も時には必要ということだろうが、あのキスシーンをこう結びつけるとは・・凄い。

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