砂の女

砂の女(1964/日本)
評価(お奨め度)★★★★★
監督: 勅使河原宏
製作: 市川喜一/大野忠
原作: 安部公房
脚本: 安部公房
撮影: 瀬川浩
美術: 平川透徹/山崎正夫
音楽: 武満徹
出演: 岡田英次/三井弘次/岸田今日子/伊藤弘子/矢野宣/関口銀三/市原清彦

1964年カンヌ国際映画祭審査員特別賞(勅使河原宏監督)、ブルーリボン賞作品賞、 監督賞(勅使河原宏)受賞作品。衝撃の映画だ。休暇を利用して昆虫採集をしに砂丘にやって来た先生(岡田英次)。砂丘の村人に会い、一夜泊めてもらうことになった。泊まったのは蟻地獄の底にあるような家。そこには砂掻きをして家を守っている女(岸田今日子)がいた。男は村人に騙され砂掻きのための労働者として囚われの身となる。自由を失った男は脱出を試みるがそこは虚しき蟻地獄。もがいても状況は変わらない。女を見て彼は「虚しいと思わないのかな。生きるために砂を掻いているのか。砂を掻くために生きているのか。」そん
な彼が求めるものは捕まえたカラスに名づける希望。だが次第に自由への考え方も変わっていく。女との欲情関係、自ら発見した毛細管現象による溜水装置に喜びを見出した彼に逃げ出す意志が無くなっている。蟻地獄の中に彼なりの自由を得たということ。文明社会を東京砂漠等とか虚しく表現されることも多いが、そんな中にあっても目指すものを見出したいものだ。

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