インファナル・アフェア

インファナル・アフェア(2002/香港)
INFERNAL AFFAIRS、無間道
評価(お奨め度)★★★★★
監督: アンドリュー・ラウ/アラン・マック
製作: アンドリュー・ラウ
脚本: アラン・マック/フェリックス・チョン
撮影: ライ・イウファイ/アンドリュー・ラウ
編集: ダニー・パン/パン・チンヘイ
音楽: コンフォート・チャン
出演: アンディ・ラウ/トニー・レオン/アンソニー・ウォン/エリック・ツァン/エディソン・チャン/ショーン・ユー/サミー・チェン/ケリー・チャン/チャップマン・トー

M.スコセッシ監督によりリメイクされた『ディパーテッド』のオリジナル。断然オリジナルがいい。2003年ブルーリボン賞外国作品賞を受賞しているが、もっと受賞していていい映画である。
麻薬取引を検挙しようとする警察と捜査網を掻い潜り取引を成立させようとする香港マフィアの緊迫感溢れる攻防がスリリングだ。マフィアに送り込まれたヤン(T.レオン)の10年の厳しい潜入捜査が神経をすり減らしボロボロになった演技、マフィアのボス・サム(E.ツァン)に認められ警察学校に送り込まれ、長けた能力で警察内で信頼を得ながらマフィアに情報を漏らすラウ警察官(A.ラウ)の汚れた行動の中に見せるエリート感。結婚を控えた恋人メリー(S.チェン)との関係もスマートに演じる。彼ら二人の演技が秀逸で引き込まれる。潜り込むスパイ工作も警察学校から仕組まれた遠大なものでリアリスティックに繋がるストーリーになっている。ウォン警視(A.ウォン)の存在がヤンとラウ二人を惹き立てる。ウォンを信頼しているからこそ潜入捜査を耐えて続けるヤン。サムを挙げるという二人の男の信念を感じる。ラウにだって自分を引き立ててくれたウォンの死に、最後はサムを裏切り殺害に至る善への道の流れていくのを無理なく我々は受け入れることが出来る。善とは一応述べたが、彼がかたぎになるのは必ずしも善行というのは適切でない。むしろヤンの死、自分同様警察に進入していた男を殺し自分の素性を消し去ることで成り立つのだ。ウォン警視やヤンの死に追いやった責任を痛ながら警察官として生きていくことが無間地獄であるという。この映画は長寿が無間地獄であることを最初と最後で説くが、無間地獄という言葉をあまりにも印象付けしすぎであると感じる。ヤンの墓に敬礼するラウの姿の後は説明は要らなかった。ラウとメリーの関係のようにヤンと精神科医リー(K.チャン)の関係も重きを持たせて演出はしていない。しかし、リーがヤンの墓の前に佇むその姿だけで充分である。拷問にもヤンのことを漏らさなかったウォン警視とヤンの悲しき栄光は心を打つ。

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