キング・コング

キング・コング(2005/ニュージーランド/アメリカ)
KING KONG
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: ピーター・ジャクソン
製作: ジャン・ブレンキン/キャロリン・カニンガム/ピーター・ジャクソン/フラン・ウォルシュ
原案: メリアン・C・クーパー/エドガー・ウォレス
脚本: ピーター・ジャクソン/フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン
撮影: アンドリュー・レスニー
クリーチャーデザイン: リチャード・テイラー
ミニチュアデザイン: リチャード・テイラー
視覚効果監修: ジョー・レッテリ
特殊メイク: リチャード・テイラー
プロダクションデザイン: グラント・メイジャー
衣装デザイン: テリー・ライアン
編集: ジェイミー・セルカーク
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: ナオミ・ワッツ/エイドリアン・ブロディ /ジャック・ブラック/トーマス・クレッチマン/コリン・ハンクス/ジェイミー・ベル/エヴァン・パーク /カイル・チャンドラー/アンディ・サーキス

『ロード・オブ・ザ・リング』『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のP.ジャクソン監督が子供のころから憧れていた1933年『キング・コング』、1976年『キングコング』のリメイクである。キングコングが住むスカルアランドに多くの恐竜を登場させ、CGによりキングコングと恐竜の迫力ある戦いを描いた本作は2005年アカデミー賞、英国アカデミー賞の視覚効果賞受賞している。だが、キングコングは完全に怪獣映画になってしまった。キングコングVS恐竜である。キングコングが生息するスカルアイランドは怪獣たちが争うジュラシックパークのように変わった。珍しい恐竜はこの島にいくらでもいるため、人間が見つけた大発見キングコングの存在感は薄い。
映画の撮影に来たカール(J.ブラック)ら一行も怪獣たちの多さに逃げ惑うだけのシークエンスになってしまった。また、襲ってくる化け物の数も尋常ではない。それらから逃げ回る彼らの運動能力はオリンピック選手並みである。とにかく、恐竜たちの動きが早すぎる。アン・ダロウ(N.ワッツ)に好意を持って恐竜たちより守ってくれるキングコングが、彼女を手に握り締め、振り回す速度もやっぱり速すぎ。人形のように振り回される彼女の首は骨折もしくは千切れてしまう早さだ。
キングコングはもともとアクション映画ではない。アンとキングコングの中で生まれる愛情物語である。動物種を超えたいとおしみの他、1976年版では異性をも感じさせるエロチックなところも見せたと思う。だが、本作はニューヨークを舞台としてからも、キングコングを見世物にする人間の身勝手さ、商業主義、ご都合主義に対する訴えも薄く、あっさりとしていると感じた。童心を持ったP.ジャクソンならではのキングコングになってしまった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック