ディパーテッド

ディパーテッド(2006/アメリカ)
THE DEPARTED
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: マーティン・スコセッシ
製作: マーティン・スコセッシ/ブラッド・ピット/ブラッド・グレイ/グレアム・キング
製作総指揮: G・マック・ブラウン/ダグ・デイヴィソン/クリスティン・ホーン/ロイ・リー/ジャンニ・ヌナリ
脚本: ウィリアム・モナハン
オリジナル脚本: アラン・マック/フェリックス・チョン
撮影: ミヒャエル・バルハウス
プロダクションデザイン: クリスティ・ズィー
衣装デザイン: サンディ・パウエル
編集: セルマ・スクーンメイカー
音楽: ハワード・ショア
出演: レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォールバーグ/マーティン・シーン/レイ・ウィンストン/ヴェラ・ファーミガ/アレック・ボールドウィン/アンソニー・アンダーソン/ケヴィン・コリガン/ジェームズ・バッジ・デール/デヴィッド・パトリック・オハラ/マーク・ロルストン/ロバート・ウォールバーグ/クリステン・ダルトン/J・C・マッケンジー

“ディパーテッド”とは“この世を去りし人々”のことという。本作は大ヒット香港映画『インファナル・アフェア』のアメリカ版リメイク。はっきり言ってオリジナルは★5つ、いい映画だった。アジアならではの繊細な表現などアメリカ映画では出せないものである。それだけに、オリジナルを超えることに期待はしていない。あの映画がアメリカに舞台を移し、ボストンのマフィアとアメリカの警察の争いを描くとどうなるのかと期待して観に行った。結果はというと、潜入捜査官ビリーを演じたL.ディカプリオは渋さを出せる大人の男になったなという印象で彼のみがイメージを超えた。『タクシードライバー』『ハスラー2』『グッドフェローズ』『ケープ・フィアー』『カジノ』『救命士』のM.スコセッシが監督だが、『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』と組んできたL.ディプリオをついに男を演じさせるに至った。彼の演技は上手いと思う。しかし、これまではあどけない顔がどこか青年ぽさを脱し切れなかった。もちろん本作の彼の顔は一緒であるが、上手い演技がさらに極まった。他の豪華な顔ぶれはそれぞれ適役に上手くあてがわれていたが、ほぼ予想通りの印象でそれを超えるものではなかった。
ストーリーはいろいろアレンジされて変わったところがあったが、どれもオリジナルに勝るものはなかった。ビリーのカウンセリングを行う精神科医マドリン(V.ファーミガ)が、マフィアのスパイとして警察に入り込んだSIU警察官コリン(M.デイモン)と同棲関係の恋人同士でありながら、ビリーとも肉体の関係にも至る軽い女性という設定は特にいただけない。また、『インファナル・アフェア』では、マフィアに潜入していたヤン捜査官が死に、ラウ刑事はマフィアのスパイであることをぎりぎりのところで隠し通して終わる。多くの人間の死をもって維持した自らの立場。その罪の意識を抱いて生きていく地獄を感じさせるのだが、コリンにはあまり苦しみを抱いているようには感じなかったし、あっさり
ディグナム警察官(M.ウォルバーグ)に殺されて自分だけ生き残った苦しみから解き放たれるのである。コリンが殺されることには意表をつかれたが、持続する余韻は無かった。

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