亡国のイージス

亡国のイージス(2005/日本)
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: 阪本順治
製作: 坂上直行/久松猛朗/千野毅彦/住田良能
プロデューサー: 佐倉寛二郎/古川一博/河野聡/伊東森人/椎井友紀子
エグゼクティブプロデューサー: 伊達寛/川城和実/高野力/北川淳一
企画: 小滝祥平/遠谷信幸
原作: 福井晴敏『亡国のイージス』(講談社刊)
脚本: 長谷川康夫/飯田健三郎
撮影: 笠松則通
美術: 原田満生
編集: ウィリアム・アンダーソン
音楽: トレヴァー・ジョーンズ
録音監督: 橋本文雄
出演: 真田広之/寺尾聰/佐藤浩市/中井貴一/勝地涼/チェ・ミンソ/吉田栄作/谷原章介/豊原功補/光石研/森岡龍/中沢青六/中村育二/橋爪淳/安藤政信/真木蔵人/松岡俊介/池内万作/矢島健一/佐々木勝彦/天田俊明/鹿内孝/平泉成/岸部一徳/原田美枝子/原田芳雄

2005年日本アカデミー賞新人賞を勝地涼が、ブルーリボン賞主演男優賞を真田広之が受賞した、『KT』の阪本順治監督による軍事パニック映画。舞台となるのは現自衛隊の生命線ともいえるイージスシステムを搭載したイージス艦。イージスとはギリシャ語で無敵の盾である。レーダーによって500kmもの探知能力を持ち、200以上の目標を捕捉、識別、追尾を行い、対空、対艦ミサイルにより命中させることが出来るすぐれもの。いそかぜの艦番号はDDG-183、DDGはミサイル護衛艦ということである。実際の現役イージス艦みょうこうをいそかぜとして撮影されている。
海自になりすましたヨンファ(中井貴一)は、副艦長・宮津(寺尾聰)一派と協同し、いそかぜを乗っ取る。専守防衛の枷により国家非常事態にも機能性を持たないというジレンマを抱える自衛隊に異議を唱える宮津。攻撃確認出来なければ、危険を察知しても攻撃できないうらかぜをハープーン・ミサイルにより沈めてみせる。海面を目標に向かって飛んでいき目標近くで上昇、降下的中という軌道はカッコいい。テーマとなるところは面白いし、簡単にはいそかぜを沈めることも出来ない緊張の中、いそかぜ先任伍長・仙石(真田広之)の頑張りに頼ってヨンファの東京壊滅工作を阻止していくのは『沈黙の戦艦』のような展開だ。まさにS.セガール演じるライバックである。
しかし、ストーリー性には不満あり。宮津らの目的が曖昧であった。彼らが求めるものは何なのか。自衛隊や日本国家体制に問いかけるための行動としては中途半端である。彼らの掲げる理想と特殊兵器で東京を壊滅せんとする行動がマッチしないのである。いっそのこと私欲で動いたほうが行為に説得力を持たせることが出来ると思う。
現実には日本自衛隊はこんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかい4隻のイージス艦を保有し装備は凄い。だが、どのように防衛システムを確立していくのか。機能性を持たせるにはまだまだ問題があることを認識する。

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