男はつらいよ 寅次郎紅の花

画像男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日本)
評価(お奨め度)★★★★
監督: 山田洋次
製作: 中川滋弘
プロデューサー: 深澤宏
企画: 小林俊一
原作: 山田洋次
脚色: 山田洋次/朝間義隆
撮影: 長沼六男/高羽哲夫
美術: 出川三男
編集: 石井巌
音楽: 山本直純/山本純ノ介
照明: 野田正博
録音: 鈴木功
出演: 渥美清/浅丘ルリ子/夏木マリ/後藤久美子/倍賞千恵子/吉岡秀隆/下絛正巳/三崎千恵子/前田吟/太宰久雄/佐藤蛾次郎/田中邦衛/神戸浩/千石規子/宮川大助/宮川花子/笹野高史/桜井センリ/犬塚弘/芦屋雁之助

シリーズ第48作、最後である。寅さんこと渥美清は1996年に逝去ということを考えるとさらに寂しくなる。『男はつらいよ ぼくの伯父さん』『男はつらいよ 寅次郎の休日』『男はつらいよ 寅次郎の告白』『男はつらいよ 寅次郎の青春』で満男(吉岡秀隆)のマドンナを務めた泉(後藤久美子)が2作お休みして最終作には登場。もちろん泉の母(夏木マリ)もである。満男は泉が結婚すると聞くが、自分の気持ちを表せない。しかし満男は寅伯父さんのようにかっこをつけて諦めるというようなことをしなかった。といっても結婚式は邪魔するが、警察に突き出されそのまま逃避行。『卒業』の ダスティン・ホフマンのように花嫁を連れ去ったわけではない。そんな満男に寅さんは「男は絶えなきゃならないことがある。祝いの電報でもおくるのが男なんだ」という。他人の気持ちは分かる寅さんだが、そんなダンディズムにより、自分とマドンナの心に素直になれないでいる。最後に登場するもう一人の主・マドンナは『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』にも登場のリリー(浅丘ルリ子)である。リリーは満男に言う。「かっこいいと思っていても、女から見れば滑稽なだけ。格好悪くたっていいじゃない」と。煮え切らない寅さんに言っている言葉でもある。
寅さんはさくら(倍賞千恵子)の後押しにより、リリーと奄美大島に帰っていく。寅さんと結ばれるのはやっぱりリリーしかいなかった。
ところが、恒例の凧が揚がる正月のシーン。リリーから手紙が届く。喧嘩して寅さんは出て行ったと。幸せに島で暮らしていると思わせたままでは終わらない。とはいっても、またすぐぷらっとリリーの元へ帰ってくるだろうとは容易に想像つく。やはり寅さんは根っからのフーテンだ。
泉が式場に向うシーンは鶴山(かくざん)公園という、初代藩主・森忠政13年をついやして築いた津山城の三の丸南下の公園入り口前で撮られたという。桜の名所として知られる公園だ。桜の時期の観光ではなかったが、18万石の凄さが感じられる城跡だった。



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  • 映画評「男はつらいよ 寅次郎紅の花」

    Excerpt: ☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1995年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] racked: 2007-01-28 14:58