男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様

男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 山田洋次
製作: 櫻井洋三
プロデューサー: 野村芳樹/深澤宏
原作: 山田洋次
脚本: 山田洋次/朝間義隆
撮影: 高羽哲夫/池谷秀行
美術: 出川三男/横山豊
編集: 石井巌
音楽: 山本直純/山本純ノ介
照明: 野田正博
録音: 鈴木功
出演: 渥美清/倍賞千恵子/かたせ梨乃/小林幸子/吉岡秀隆/牧瀬里穂/下絛正巳/三崎千恵子/前田吟/太宰久雄/佐藤蛾次郎/山田雅人/平泉成

シリーズ“男はつらいよ”の第47作。本編の放送前に、寅さんが葉書を手書きで出すことについてこれまでのシーンと共に、口では言えないことを一字一字気持ちを込めながら書く。喧嘩をしてとらやを出ていく寅さんではあるが、本当のところは人のいいやさしさを持っていると説明があった。そんな意識を持って観たため、最初、歌手の小林幸子とお話しする郵便局のシーンを始め、菜穂が勤めるのも郵便局。それに何度か赤いポストを目にする。こんなのも意外と分からない監督の拘りであり、監督が郵便に込めた真意を想像するのも面白い。
今回のマドンナ・典子(かたせ梨乃)は人妻で、長浜に来てるのも、つかの間のバケーション。すぐに夫(平泉成)と子供の待つ家庭に帰っていくことを前提にしており、寅さんも恋愛対象としては考えてはいない。だが、とらやにお礼に来たと聞いては、心配で訪ねていくが、問題なく暮らしていることを確認出来ればそっと帰っていく。満男はそういうところを見て寅おじさんのやさしさを最も分かっているのかもしれない。旅先でのマドンナへの行動を見ているのは満男だけなのだ。今回も満男にもマドンナが現れる。菜穂(牧瀬里穂)にふられたと思っている満男は「最近、僕は寅おじさんに似てきたと言われる。でも悪口には聞こえない。おじさんが他人の悲しみや寂しさがよく分かるやさしい人だから。」と。ここまで来ると、寅さんの真の理解者である。

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  • 男はつらいよ~拝啓車寅次郎様~

    Excerpt: 拝啓、車寅次郎様。 伯父さん、僕は近頃、 伯父さんに似てきたと言われます。 言う人は悪口のつもりなんだけど、 僕には悪口には聞こえないのです。 伯父さんは、 他人の悲しみや、寂しさが、.. Weblog: RUU-Blog  ~後悔と反省の日々~ racked: 2007-01-23 05:40
  • 映画評「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」

    Excerpt: ☆☆☆★(7点/10点満点中) 1994年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] racked: 2007-01-23 13:52