男はつらいよ 寅次郎の告白

男はつらいよ 寅次郎の告白(1991/日本)
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: 山田洋次
製作: 島津清
プロデューサー: 深澤宏
企画: 小林俊一
原作: 山田洋次
脚本: 山田洋次/朝間義隆
撮影: 高羽哲夫/花田三史
美術: 出川三男
編集: 石井巌
音楽: 山本直純
照明: 青木好文
総指揮: 奥山和由
助監督: 阿部勉
出演: 渥美清/倍賞千恵子/後藤久美子/吉岡秀隆/吉田日出子/夏木マリ/前田吟/下絛正巳/三崎千恵子/太宰久雄/佐藤蛾次郎/関敬六/笠智衆

シリーズ44作目に当たる本作は、『男はつらいよ ぼくの伯父さん』『男はつらいよ 寅次郎の休日』に続くゴクミ登場の作品。満男は寅さんに負けないくらいボケキャラになっている。「伯父さんの気持ちがよく分かる」との満男のナレーションが入るが、満男がどんどん寅さん化し、主役は満男(吉岡秀隆)と泉(後藤久美子)のような感じになってきたことが気になる。だが、これは山田監督の本意ではない。寅さんこと渥美清は演技をするのもえらい状態だったらしく、ゴクミ起用もそのあたりのことも理由にあったという。
BS放送終了後の寅さんレビューは楽しみだ。渡辺俊雄、山本晋也監督が語る映画のコメントもなるほどということ多く、シリーズ通して積み重ねられた知識から他作品との関わりを指摘してくれる。また、小野文恵アナウンサーが女性ならではの視点で取り上げるシーンの感想も面白い。「おじちゃまは、何も聞かないのね・・・」という泉の台詞を取り上げていた。母が新しい恋人を家に連れてきたことに困惑し、家出をしていた泉に寅さんは多くを語らず、あれこれ詮索しない。だけど、フォローが出来ているんだと山本監督らは述べていた。フォローは出来るのだが、マドンナに対しては押しが足りないのも寅さんならでは。満男が「おじさんはね、手の届かない女の人に夢中になるけど、その人がおじさんの事を好きになると、あわてて逃げ出すんだよ。その度に俺のお袋泣いてた」と語るのだが、泉の家出先で、満男と三人でお世話になる旅館の女将・聖子(吉田日出子)も寅さんのことが好きなマドンナ。だが、寅さんは逃げ腰なのである。吉田日出子らしい聖子のしゃべり方もかわいい。「夕べ何したか覚えとる?私、すっかり酔ってしまってなんも覚えとらん。」と言って、寅さんをキュっとつねるシーンは、別れの名シーンの一つになると思う。

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