インファナル・アフェア 無間序曲
インファナル・アフェア 無間序曲(2003/香港)
原題: INFERNAL AFFAIRS II
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: アンドリュー・ラウ/アラン・マック
製作: アンドリュー・ラウ
製作総指揮: ジョン・チョン/ダニエル・ユン/マー・パオピン
脚本: アラン・マック/フェリックス・チョン
撮影: アンドリュー・ラウ/ン・マンチン
編集: ダニー・パン/パン・チンヘイ
音楽: チャン・クォンウィン
出演: エディソン・チャン/ショーン・ユー/アンソニー・ウォン/エリック・ツァン/カリーナ・ラウ/フランシス・ン/チャップマン・トー/フー・ジュン/ロイ・チョン/リウ・カイチー
A.ラウ監督、A.マック監督の『インファナル・アフェア』シリーズの第2弾。前作『インファナル・アフェア』は警察とマフィア互いが送り込んだ潜入者による情報スパイ合戦。あのラウとヤンが潜入することになる若き日を描く。警察、マフィアで立場を築き、信頼を得ていたからこそ醸し出されていた緊迫感は、今作ではそれほどでもない。それにウォン警部(A.ウォン)もマフィアのサム(E.ツァン)も、まだそれぞれボスという立場に無く、威厳、風格が少ない。互いの組織に潜入することになるいきさつを示してくれる。マフィアとの血のつながりから希望する警官になることが許されなかった正義感の強いヤン(S.ユー)にとって、唯一与えられたチャンスであった。それに引き換え、ラウ(E.チャン)のいきさつはちょっと期待はずれ。サムの女マリー(C.ラウ)への思いからであり、境遇とかといった切実なものではなかった。前作ほど敵中にあってのスパイ活動がクローズアップされていない点も残念な点である。ウォンとサムのあのように馴れ合った関係も必要なし。終わってみれば、なんだか結局みんなで手を組みハウをやっつけたって感じだ。前作の『インファナル・アフェア』には結び付けたくない。ところで、音楽の話だが、ハウの家族パーティのシーンでかかる♪ブラームス「交響曲第3番」♪がいい。第3楽章が使われていたが、この曲はとても綺麗なのだ。今、レナード・バーンスタイン指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のCDを聞いているが、これは1983年度レコードアカデミー賞を受賞した名演だ。コンサートではレナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団を聴きに行った思い出がある。ブラームスは好きな作曲家なので、いろんな映画に使って欲しい。
原題: INFERNAL AFFAIRS II
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: アンドリュー・ラウ/アラン・マック
製作: アンドリュー・ラウ
製作総指揮: ジョン・チョン/ダニエル・ユン/マー・パオピン
脚本: アラン・マック/フェリックス・チョン
撮影: アンドリュー・ラウ/ン・マンチン
編集: ダニー・パン/パン・チンヘイ
音楽: チャン・クォンウィン
出演: エディソン・チャン/ショーン・ユー/アンソニー・ウォン/エリック・ツァン/カリーナ・ラウ/フランシス・ン/チャップマン・トー/フー・ジュン/ロイ・チョン/リウ・カイチー
A.ラウ監督、A.マック監督の『インファナル・アフェア』シリーズの第2弾。前作『インファナル・アフェア』は警察とマフィア互いが送り込んだ潜入者による情報スパイ合戦。あのラウとヤンが潜入することになる若き日を描く。警察、マフィアで立場を築き、信頼を得ていたからこそ醸し出されていた緊迫感は、今作ではそれほどでもない。それにウォン警部(A.ウォン)もマフィアのサム(E.ツァン)も、まだそれぞれボスという立場に無く、威厳、風格が少ない。互いの組織に潜入することになるいきさつを示してくれる。マフィアとの血のつながりから希望する警官になることが許されなかった正義感の強いヤン(S.ユー)にとって、唯一与えられたチャンスであった。それに引き換え、ラウ(E.チャン)のいきさつはちょっと期待はずれ。サムの女マリー(C.ラウ)への思いからであり、境遇とかといった切実なものではなかった。前作ほど敵中にあってのスパイ活動がクローズアップされていない点も残念な点である。ウォンとサムのあのように馴れ合った関係も必要なし。終わってみれば、なんだか結局みんなで手を組みハウをやっつけたって感じだ。前作の『インファナル・アフェア』には結び付けたくない。ところで、音楽の話だが、ハウの家族パーティのシーンでかかる♪ブラームス「交響曲第3番」♪がいい。第3楽章が使われていたが、この曲はとても綺麗なのだ。今、レナード・バーンスタイン指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のCDを聞いているが、これは1983年度レコードアカデミー賞を受賞した名演だ。コンサートではレナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団を聴きに行った思い出がある。ブラームスは好きな作曲家なので、いろんな映画に使って欲しい。
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