男はつらいよ 寅次郎物語

男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日本)
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: 山田洋次
プロデューサー: 島津清
企画: 小林俊一
原作: 山田洋次
脚本: 山田洋次/朝間義隆
撮影: 高羽哲夫
美術: 出川三男
編集: 石井巌
音楽: 山本直純
助監督: 五十嵐敬司
出演: 渥美清/倍賞千恵子/秋吉久美子/五月みどり/伊藤祐一郎/下絛正巳/三崎千恵子/前田吟/吉岡秀隆/太宰久雄/美保純/イッセー尾形/笹野高史/関敬六/すまけい/佐藤蛾次郎/笠智衆

寅さんの息子が出現?だが、寅さん帰ってすぐに、おばちゃん(三崎千恵子)のちょっとした期待だけに終わる。寅さんが名付けた子供の名前は、あけみ(美保純)も大笑いの秀吉(伊藤祐一郎)。父親が死んでからとらやを頼ってきた。寅さんは秀吉とお母さん・ふで(五月みどり)探しの旅に出る。秀吉の世話に大変さを感じる寅さん。子供が高熱にうなされている時の対処も出来ない。やさしさだけでは責任ある行動が取れないということだろう。もちろん、やさしくなければならないし、それは人目を気にして行動しているわけではない寅さんの魅力だ。「仏は愚者を愛しておられる」との御前様(笠智衆)の言葉に、「ほっといてくれ、俺は愛しちゃいねえよ」と答えるのだ。今作では、秀吉を共に必死で看病したマドンナたか子(秋吉久美子)も、寅さんのこういったところに惹かれたのだろう。秀吉の存在により、たか子とお母さん、お父さんと呼び合い家族ごっこのようなことが出来た。寅さんつかの間の幸せだった。渡世人だからとカタギの人から身を引く寅さんの寂しさ。ふでと秀吉をめでたく対面させることができた後、すぐに旅立つ。別れを泣いて悲しむ秀吉に一泊ぐらいはしてやってもと思うのだが、この行動こそが、カタギになるにもなれない自身の無さの現われだったのかもしれない。子供の存在は寅さんにも現実を意識させるのだろう。

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