忘れられぬ人々

忘れられぬ人々(2000/日本)
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: 篠崎誠
プロデューサー: 定井勇二/甲斐真樹/澤井克一
アソシエイトプロデューサー: 赤城聡/有吉司
原案: 篠崎誠
脚本: 篠崎誠/山村玲
撮影: 鈴木一博
美術: 金勝浩一
編集: 冨田伸子
音楽: リトル・クリーチャーズ
音響効果: 柴崎憲治
記録: 白鳥あかね
照明: 上妻敏厚
録音: 滝澤修
助監督: 武正晴
出演: 三橋達也/大木実/青木富夫/内海圭子/風見章子/真田麻垂美/遠藤雅/大森南朋/中村育二/ドミニク・ローズ/星美智子/佐伯秀男/篠田三郎

老人たちの人を思いやる心の温かさを感じることの出来た映画だ。畑を耕して暮らす木島(三橋達也)他、登場する老人はかつて戦地で共に戦った戦友。愛する妻(内海圭子)が死期を迎えている居酒屋の主人(大木実)。高齢でもなお無邪気に老婦人に一目ぼれという陽気なお爺ちゃん(青木富夫)。彼らの交流には人情が交差する。それは戦争というとてつもない哀しい不幸を乗り越えたもの同士が理解しあえるものがあるのかもしれない。そんな老人を騙すべく、隠しカメラを据付、老人の弱みを探し出し、つけ入り金を騙し取っていく悪徳企業。お人好しの老人は罠に落ちていく。悪徳社長・阿久津を演じていたのが篠田三郎。ウルトラマンタロウだが、ほんと久しぶりに見た。阿久津に簡単に洗脳され、会社に就職する若者たち。老人を騙すことに疑問を抱える若者に阿久津は「正義面して、戦争を行っているような政府などよりも、悪いことだと認識しているヤクザの方がましかもしれない。」と諭す。しかし、老人のためにやってあげてるんだと悪びれることなく騙していく自分たちこそ、阿久津が言うところの悪者であることに気付かない若者の無知さ、考える能力の無さに寂しさを覚える。個人が浮き立ち、お互いの深い部分に入っていくことの出来ない友情でしかない関係しか築けない今の世の中。戦友が抱える痛々しい心の傷はあるのだろうが、本当の親友であり続けることの出来るお爺ちゃん達が羨ましい。

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