男はつらいよ/寅次郎心の旅路

男はつらいよ/寅次郎心の旅路(1989/日本)
評価(お奨め度)★★☆☆☆
監督: 山田洋次
製作: 内藤誠
プロデューサー: 島津清/黒須清皓
企画: 小林俊一
原作: 山田洋次
脚本: 山田洋次/朝間義隆
撮影: 高羽哲夫
美術: 出川三男
編集: 石井巌
音楽: 山本直純
助監督: 五十嵐敬司
出演: 渥美清/倍賞千恵子/竹下景子/淡路恵子/柄本明/三崎千恵子/下絛正巳/笠智衆

自殺願望を持つノイローゼ気味のサラリーマン(柄本明)の面倒を一夜看たことにより、便所にまでついて来る程気に入られることにより端を発す。自分が行きたかったオーストリア旅行同行を寅さんに嘆願するサラリーマン。旅費まで持ってもらっての海外旅行だが寅さんにとっては有難迷惑。結局は自分本位で人の心が読めないところに社交性の巧者になれずノイローゼになる原因がある。ウィーンが音楽の都であってもクラシックにも、外国の食べ物、文化に興味の無い寅さんにとっては退屈な旅行になるはずだった。しかし、ウィーンで出会うは、単身渡航し、ツアーガイドをしながら一人頑張っているくみこ(竹下景子)。『男はつらいよ/口笛を吹く寅次郎』を観て、マドンナ・竹下景子が他2作に出ていると聞き観たいと思ったところ、早速テレビ放映があり、観たという次第。だが、『男はつらいよ/口笛を吹く寅次郎』で朋子を演じた竹下景子の方が良かった。作品自体も、外国文化に溶け込まない寅さんのため、シリーズ中ちょっと落ちるかなあ。寅やの面々との絡みも少ないし。初のヨーロッパ旅行はというと、寅さんにとってはドナウ川も江戸川、教会の神父さんも御前様でしかない。日本に帰ってきても頭の中には川ほとりで聴いたカラスの鳴き声ぐらい。なんにも覚えていない寅が、「海外に行ってきたことが夢のようだ」と言っていると言うさくらに、「寅の人生そのものが夢のようなもの」と答える御前様(笠智衆)、それに対して「夢はいつ覚めるんでしょうか」というさくらにお兄ちゃん想いの妹の姿が伝わってくる。そんな、どこに行ってもマイペースな寅さんはなんだか羨ましい。

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