ポセイドン・アドベンチャー

ポセイドン・アドベンチャー(1972/アメリカ)
原題: THE POSEIDON ADVENTURE
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: ロナルド・ニーム
製作: アーウィン・アレン
原作: ポール・ギャリコ
脚本: スターリング・シリファント/ウェンデル・メイズ
撮影: ハロルド・E・スタイン
特撮: L・B・アボット
作詞作曲: アル・カシャ/ジョエル・ハーシュホーン
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演: ジーン・ハックマン/アーネスト・ボーグナイン/レッド・バトンズ/キャロル・リンレー/ロディ・マクドウォール/シェリー・ウィンタース/パメラ・スー・マーティン/ステラ・スティーヴンス/ジャック・アルバートソン/レスリー・ニールセン/アーサー・オコンネル/エリック・シェア

『オデッサ・ファイル』のR.ニーム監督が描く本作は。現在公開中『ポセイドン』のオリジナルである。1974年の『タワーリング・インフェルノ』と並ぶパニック大作というイメージがある。大津波により転覆した豪華客船ポセイドン号。天地逆転した状態は上階から船底へ脱出路を求める物語の舞台となる。上下逆さまの空間は視覚的刺激に効果的である。映画の冒頭で「神に頼るのではなく、自ら道を切り開け」と説くスコット牧師G.ハックマンは、抗議により分派したプロテスタント(牧師っていうんだからプロテスタントだと思うが)その中でも、革新的な考えは異端者として受け入れられていないことが描かれる。転覆後、スコット牧師は上部に位置する船底に向かうことこそが助かる道だと訴えるが、危険を冒さず助けを待つべきだと反対を受ける。牧師という職に就きながら神に対しては祈るのみで、人間自らを信じて行動するスコット。スコットに従い船底を目指す人間は少数である。スコットの指示に半信半疑で時に言い争いも行うが、いざとなると自己犠牲をも厭わない良き人である。だが、脱出への道のりは困難が待ち受け、一人、一人と命を落として行く。諦めないスコットは信念に基づき行動するが、犠牲の多さに打ちひしがれ、試練の多さに神の存在を意識するようになる。神に「ほっといてくれ」と言ったのもその表れである気がする。最後の試練では自らの身を捧げ神に嘆願する。宗教観の変化を感じさせる。1972年英国アカデミー主演男優賞獲得のG.ハックマンの熱い演技は、信念に基づくスコット牧師の行動を力強くしていた。一方、脱出を試みる者、居残る者色々いたが、気密性故沈没を免れているポセイドン号の状態にあって、上に向かわない選択肢があるだろうか。あまりに知恵が無さ過ぎる。パニック映画には必須の人たちだ。昔の映画なのだから、最近のCGを使った映画のような迫力は求めないようにします。

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