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zoom RSS 劔岳 点の記

<<   作成日時 : 2010/08/26 22:45   >>

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劔岳 点の記(2008/日本)
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: 木村大作
製作: 坂上順/亀山千広
プロデューサー: 菊池淳夫/長坂勉/角田朝雄/松崎薫/稲葉直人
原作: 新田次郎『劔岳 点の記』(文春文庫刊)
脚本: 木村大作/菊池淳夫/宮村敏正
撮影: 木村大作
美術: 福澤勝広/若松孝市
衣装: 宮本まさ江
編集: 板垣恵一
音楽プロデューサー: 津島玄一
音響効果: 佐々木英世
音楽監督: 池辺晋一郎
監督補佐: 宮村敏正
企画協力: 藤原正広/藤原正彦
照明: 川辺隆之
装飾: 佐原敦史
録音: 斉藤禎一/石寺健一
助監督: 濱龍也
出演: 浅野忠信/香川照之/松田龍平/モロ師岡/螢雪次朗/仁科貴/蟹江一平/仲村トオル/小市慢太郎/安藤彰則/橋本一郎/本田大輔/宮崎あおい/小澤征悦/新井浩文/鈴木砂羽/笹野高史/石橋蓮司/冨岡弘/田中要次/谷口高史/藤原美子/タモト清嵐/藤原寛太郎/藤原彦次郎/藤原謙三郎/前田優次/市山貴章/國村隼/井川比佐志/夏八木勲/役所広司

「陸軍の威信にかけて初登頂と測量を果たせ」と厳命を受けたのは陸軍陸地測量部測量手・柴崎芳太郎(浅野忠信)である。登るのは日本地図最後の空白地点、劔岳である。そんな冒険ものであるのだが、使命と趣味の違いによる登山の対比が面白い視点だ。小鳥(仲村トオル)率いる海外から導入した最新装備を備えた日本山岳会との初登頂対決である。登山という過酷なチャレンジを通して夢を与え続ける冒険家ももちろん尊重されるべき存在である。だが、本作においてはやはり、三角点設置、測量データを得ながら進んでいく彼らの仕事に対する責任感とその重要性への信念の前には飾り立ての存在である。測量隊のメンバー・生田(松田龍平)の様な若い測夫にとっては日本山岳会に負けたくない、頂をまず目指すべきだと考えてしまう気持ちよく分かる。だが、それを抑えて既に設置された三角点に至り測量データを取って回る姿は感動的である。その感動は日本山岳会が敬服の手旗信号を測量隊に送るシーンで昇華する。深紅の手旗に男の想いが込められる。しかし、この登頂には悲しい結果も用意されていた。修行僧だか誰だか登頂の跡が残っていたのだ。元陸地測量部測量手の古田(役所広司)等も登頂を果たせなかった日本地図最後の空白地点が未踏の地では無かったことに日本陸軍・大久保少将(笹野高史)や矢口中佐(國村隼)は激怒し、柴崎等による三角点設置の功を認めなかったという。副題ともなっている“点の記”に記すための三等三角点の設置はならず、四等三角点となったのだ。そんな残念な新聞記事を目にする柴崎の妻・葉津よ(宮崎あおい)がかわいすぎて、長期家を留守にする柴崎との生活が可哀想に思えてくる。それも危険な登山に挑んでいるのだから心配で気が気でない。明治40年頃では生命保険も無いだろうし・・。
劔岳の登頂ルートの手掛かりなんてない。そんな中、柴崎達測量隊が唯一頼りにする案内人の宇治長次郎(香川照之)。彼は宗教上の理由から地元では“死の山”として登ることを禁じられている山を案内するのだ。日本地図最後の空白点を埋めるのだという科学的意義に縋り、標高2999メートルの険しき山に登りたいという男のロマンもあるだろう。言葉少ななキャラクターながら、最近映画にドラマに多く見かける人気絶頂の香川照之ならではという演技で複雑な心情を表現する。危険な登山であることは間違いないはずであるが、崖登りもクレパスとの闘いもアクロバティックに描かれることなく緊張感はあまりなかった。山の力強さ、迫力は画面に映し出されていただけに残念である。本作では♪バッハ「幻想曲とフーガ ト短調“大フーガ”」、「管弦楽組曲第3番ニ長調“G線上のアリア”♪、♪ヴィヴァルディ「協奏曲集 四季」♪等クラシックをたくさん聴くことが出来る。自然の雄大さにはクラシックがよく合う。今J.S.バッハを聴いている。映画では管弦楽団の演奏だったが、今聴いているCDはオルガン奏者ピーター・ハーフォード盤であるため、ちょっと感じが違うがやっぱクラシックはいい。

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